『同伴競技者がいる事も想定して練習すると効果的』
練習の調子とラウンドの調子が違うのは誰もが悩んでいることですね。これはメンタルの本質から、そうならざるを得ないえないのも事実です。私たちは「練習」という体験情報をメンタルに蓄積して、適宜ラウンドで必要な情報を再現できる力を持っています。但しメンタルを正常に稼動していればの話です。メンタルはリズム別に情報をファイリングするため「練習は練習ファイル」「ラウンドはラウンドファイル」と分けて再現しているのです。ですから、ラウンドの時はラウンドで経験している悪い情報を再現しているのです。練習の時と同じ感覚でラウンドをしたいならば、「練習ファイルとラウンドファイルを同時に稼動させる」メンタルトレーニングが必要です。例えば、練習場で具体的にコースのイメージをつくりながらイメージ通りにクラブ選択をして打つのですが、実はこれだけではラウンドファイルは稼動しません。
実戦のラウンドでは「他人に見られ」「他人を見て」「他人のプレーを待つ」という要素が自らのプレーリズムに影響を与えます。ですから練習場でも実際に4人集まってやると効果的です。昨年より東京と大阪でメントレ講座を練習場で実践して成果も出ています。お一人でトレーニングを希望ならば、隣の打席の人のショットを見ながら待って、イメージラウンドをすると良いでしょう。くれぐれもジロジロと見て怪しまれないように(笑)。