『悩み事はもう1人の自分に対応させる』
苦手ホールの1つや2つは誰もがもっているものです。そもそも苦手のシステムは、ミス経験の積み重ねがパターン化したもので、ミス経験をそのままにして、そこから何も気づくことをしなかったら、メンタルから「気づけ、気づけ」とミスを繰りかえさせるのです。打つ前から気づけ、気づけと意識にサインを送る、これが意識では気になる・不安になる・ミスがちらつき、それが苦手意識のスイッチとなって、ミス経験を再現させるシステムが動き出すのです。これを回避するためには、まず苦手意識のスイッチを入れないことです。かといってメンタルからのサインを無視できるものなら、それに越したことはないのですが、やっかいなのは否定すればするほどメンタルは苦手回路を強化してきます。そこで客観的に認める別の意識のスイッチをつくるのです。具体的には苦手ホールに立ったら、他人事のように、苦手意識で悩んでいる自分をイメージで目の前に登場させるのです。悩んでいるのは目の前のもう一人の自分という意識を現場でつくるのです。あくまでも応急処置ですが、苦手意識のスイッチが入りにくくなります。大切なのは別の意識のスイッチをナイスショットの回路につなげることと、ミス経験を繰り返さないイメージ処理が必要です。
- ・苦手なホールでは、もう1人の自分が悩んでいると客観的に見てみる