『プラスシステムで集中力を発揮する』
ゾーンに入ることは、プロでもなかなか難しいことです。1ラウンドに1〜2度入れたら、トッププロです。もちろん、全ての人間にはゾーンに入れるメンタル力が備わっています。ただし、潜在意識・メンタルのなせるわざであって、意識しはじめると消えてしまうのも仕方のないことです。
集中力はリズミカルに出すことが可能であり、その延長上でゾーンに入ることもまた可能であります。そのためには自分の集中リズムをしっかりと捉えておくことが大切です。まず、ここで集中とは意識、潜在意識(メンタル)、体がつながっていること、についての説明は省きます。つまり生きている限り人間は集中しているという事で、調子が悪い時はメンタルが正常に稼動せず、意識とは逆にマイナスシステムでメンタル力を発揮しているのです。簡単に言えば良い時も悪い時も集中はしているのです。ただ良い時の集中と悪い時の集中の違いは、体で確認できます。例えば手のひらに意識したら手のひらの感覚に何らかの変化が出たら(速ければ速いほど)良い集中、感覚が変わらなければ悪い集中です。
人間はこの良い集中と悪い集中を繰り返しているリズムで、自分がどのようなサイク
ルかをまず認識することが大切です。その上で悪いリズムの時の対処法を準備すると
良いでしょう。ミスを受け入れられるイメージを準備することが一番です。ミスして
も引きずらずに、自分のリズムを調整するだけで、また良い集中につながります。
ゾーンはこの延長上にでてきます。
- ・手のひらに意識を集中し感覚の変化を感じ取るトレーニングを実行。