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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/16号
2002年更新
最近“水”にこだわるプロが増えてきた!?
天然活性水素水、海洋深層水などが人気
 水道水がまずくなったことでペットボトルの水の売れ行きがよくなって久しい。体が資本のプロゴルファーも、やはり水に気を遣っているようだ。

 人体のおよそ65パーセントは水で構成されていて、それは汗として1時間におよそ2リットル、多い時は一日最大10リットルが体内から放出されることもあるという。汗の分泌は体温調節のために欠かすことができないもの。つまりゴルフなどのスポーツをして熱が発生した場合は発汗によって体温上昇を抑えてくれているわけだ。一方で、汗によって体の水分が消失すると、体液の濃度が濃くなるため、スポーツなどで発汗した場合はこまめに水分の補給が必要になるわけである。

 この水分を何によって補給するか? 例えば横田真一のように「ラウンド中は『アクエリアス』のようなスポーツドリンクを飲んでいます」というプロが以前は多かったが、最近は水派が多くなっているという。

 昨年、最後まで不動と賞金王争いをした女子プロの天沼知恵子は「『海洋深層水』や『マイナスイオン水』を飲んでます。軟らかい水なので飲みやすいのが理由です。9ホールで500ミリリットルのボトル1本くらいのペースで頻繁に摂るようにしてます。パフォーマンスを上げるためには、水分補給は欠かせません」と言う。

 肥後かおりは「『沖縄の深層水』『越後の銘水』なんかをよく飲みます。口当たりがよいことが水を選ぶポイントですね。朝のコーヒーなんかも、こういった水で湧かしています」とのことだ。

 久保樹乃は「住んでいる千葉県には『久留里の湧き水』という銘水があるので、普段はそこの水を汲みに行っています。あと、実家の鹿児島県に『垂水の湧き水』という、明治神宮に奉納している水があるので、帰省した際にはよく飲んでいます。3日間のラウンドの場合、初日は水にして、2日目、3日目になって疲れが溜まってきたら、糖分やナトリウムなどが入ったスポーツ飲料を飲みます」と、体の疲れ方に応じて、飲み分けるというこだわりを見せる。

 変わっているのは原田香里で、「『コントレックス』という通信販売で売っている痩せる水を飲んでます。効果の程は分かりませんが(笑い)。とにかくトレーナーに、血の巡りをよくして体の老廃物を除去するために水はなるべくたくさん飲むように言われているので、一日1リットルは飲むように心掛けています」と言う。

 男子では藤田寛之が「知り合いから勧められて『三隅の水』というアルカリイオン水を飲むようにしています。とにかく飲みやすいということが一番ですね」とのこと。

 小達敏昭は「メジャーリーグの佐々木(主浩)投手も登板前に必ず飲んでいるという『知床海洋深層水』を、先日購入し、身体のバランスがよくなるということで飲んでいます」

 渡辺司も「今年のオフに、巨人の清原選手の肉体改造を成功させたトータルワークアウトというジムで2週間、トレーニングをこなしましたが、その期間中は、そこで独自に提供している海洋深層水を摂りました。その水とプロテインを一緒に飲むとより効果がアップするんだそうです」

 数年前に癌を患った杉原輝雄の場合は、半ば薬として水を飲んでいるという。「『還源波動水』という癌に効くという水をファンの人から勧められてから、毎日飲むようにしてます。これのお陰かは分かりませんが、年々癌が小さくなっているみたいです。他にも、体の体液の循環が良くなり疲れ難いなどの効用もあるみたいです」と杉原。

 この「還源波動水」以外に杉原が飲んでいる水が、今世間を大いに賑わしている、“奇跡の水”と言われる大分の「日田天領水」である。世界には3大奇跡の水と呼ばれる、フランスの「ルルドの泉」、メキシコの「トラコテの水」、ドイツの「ノルデナウの水」というものがあり、これらの水を飲み続けた人からは糖尿病、アレルギー、動脈硬化などの生活習慣病から、癌やエイズといった不治の病の症状の改善が認められている。

 この「日田天領水」は、これらの奇跡の水の正体である“活性水素”が多く含まれていることが分かっている。この天領水を研究している九州大学の白畑実隆教授によると「これらの水に含まれる天然活性水素が体に有害な活性酸素を体外へ排出することで、老化や病の進行を抑えていると考えられます」と言うのである。

 つまりこの「天領水」は、癌や糖尿病などの現代病を引き起こす原因と目されている活性酸素を除去してくれるわけである。この「日田天領水」の愛飲者はプロゴルファーの中には結構多く、とくに手嶋多一、牧坂孝作や女子の高村亜紀といった九州勢は話題になる前から飲んでいるとのことだ。

 運動のパフォーマンスを阻害する一因は活性酸素の増大によるところが大きいとされており、今後は、この活性酸素を事前に除去して疲れ知らずの状態をキープさせる魔法の水の開発が大きな課題であるとも言われている。夏場に4時間のラウンドでヘトヘトになりがちなゴルファーにとっては朗報である。

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