最高峰のメジャー、全米女子オープンでレクシー・トンプソンに助っ人が現れた。
ツアー11勝を誇るレクシーだが、意外なことにメジャータイトルはまだ1つ、14年のクラフトナビスコ選手権(現ANAインスピレーション)だけ。12月に全米女子オープン(10日開幕)が行われる変則スケジュールのなか、悲願のメジャー獲りに照準を合わせたレクシーに心強い味方がついた。
ブライソン・デシャンボーのバッグを担ぎ、今年の全米オープンで優勝キャディになったティム・タッカー氏だ。米男子ツアーは1月まで試合がなく、タッカー氏はオフ。レクシーはエースキャディだったベンジー・トンプソン氏と決別し、まだ特定のキャディが決まっていない。さらにデシャンボーとは同じ代理人がマネジメントを行っている縁もあり “持ってる"キャディの1試合だけのレンタル契約が成立したというわけ。
弱冠16歳でプロ転向したレクシーは13年から毎年1勝以上を挙げてきた。しかし、最後に勝ったのは昨年6月のショップライトLPGAクラシック。残り2試合(全米女子オープン、CMEグループツアー選手権)のどちらかで勝たなければ連続優勝記録が途切れてしまう。
最終戦はコーンフェリーツアー(男子の下部ツアー)でプレーする兄、カーティスがバッグを担ぐ。兄は今年9月に優勝しているうえ、18年にCMEグループツアー選手権でレクシーが勝ったときのキャディでもある。彼の運にも期待がかかる!?
ちなみに同じ年に男女両方の全米オープンでキャディを務めた人物はおらず、タッカー氏が史上初。“アベック優勝"となればビッグニュースになるだろう。
小誌が店頭に並ぶころにはすでに結果は決まっている。果たしてレクシー&タッカーコンビはどんな化学反応を起こしたのか?
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