2020年はコロナの影響で中止された全英オープン。開催コースのロイヤルセントジョージズは、来年7月にスライド。その後のローテーションは……。
2022年の150回記念大会はセントアンドリュースオールドコースとすでに発表されていたが、23年はロイヤルリバプール、24年はロイヤルトルーンと当初の予定から1年ずれて開催されることがあきらかになった。
R&Aのマーチン・スランバーCEOは「私たちはロイヤルリバプールとロイヤルトルーン、そして地元の団体などと試合のスケジュールの見直しについて密接に協議してきました。両クラブに関わるすべての人間が私たちの計画をサポートしてくれたことを嬉しく思っている。23年と24年に素晴らしいリンクスコースでベストプレイヤーたちのプレーを見ることができるのが楽しみです」と話す。
この再スケジュールの基本は、全英150回記念大会をセントアンドリュースで開催することが前提にあった気がしないでもない。特にロイヤルトルーンで初めて全英が開催されたのが1923年だったことから、本来のスケジュールなら100年目に同コースで10回目の全英を開催するという栄誉があったのだが、R&Aがセントアンドリュースに続いてスコットランドで連続して全英を開催するのを嫌ったというのが英ゴルフメディアの大方の見立て。
ちなみに全英に3勝しているタイガー・ウッズは、セントアンドリュースで2勝、ロイヤルリバプールで1勝と相性の良いコースが続く。もし22年のセントアンドリュースで優勝すれば46歳7カ月で、153年前の1867年にオールド・トムモリスが作った46歳3カ月という全英最年長優勝記録を抜くことになる。この1年の延長がどう影響するのか気になるところだ。
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