週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
まずは6月1日、3日に続いて、7日(金)にはフーリガン騒ぎが危惧されるイングランド vs アルゼンチン戦が行われる(いずれも20時30分~)札幌ドーム周辺のコース。「前々から警戒する声がありましたので、当日の予約はやはり少ないですね。周辺の交通規制も、お客様のほうがよくご存じで、とくにこちらからご案内しなくても対策をされているようです」というのは、会場から直線にしてわずか6~7キロに位置する羊ケ丘CC。近い分、情報が行き届き、それほどの混乱はないだろうという読みだ。 また、札幌市街からは、会場の先に位置するクラークCCは、「ゴルフには一番いい季節なんですが、ゲーム当日はコンペが組みにくいようで、空きが出ています。とくに7日は、TV中継を観たいからといって、早くスタートして早く帰ろうというお客様が多く、遅い時間ほど空きが目立ちます」 9日(日)、12日(水)、18日(火)にゲームを開催するのは宮城スタジアム(いずれも15時30分~)。このうち9日は同じ仙台市郊外で男子ツアーのJCBクラシック仙台が最終日を迎える。 「幸い会場は仙台市を挟んで反対側なので、直接的な影響はありません。出場選手の顔ぶれも例年通りですし、ホテルの確保もできました。影響があるとすれば、放送時間がまともにぶつかるTV中継の視聴率でしょうか」(主催の仙台放送事業局) ワールドカップは衛星放送での中継だが、地元の大イベントに地元民の目が奪われることが考えられるという。 一方、会場と同じ町内の利府GCの影響は大のようだ。 「直接の影響がどの程度かは分かりませんが、9日、日曜日の予約は半分程度。ワールドカップに営業補障してもらいたいくらいです(笑)。道路規制で敬遠されるだけじゃなく、ワールドカップを観戦される会員さんも少なくないのでは……?」と、半ば諦めの感じで話す。 茨城県のカシマスタジアムでの開催は2日、5日(水=20時30分~)、8日(土=18時~)だが、それに合わせて休業するコースも。同じ鹿嶋市内にある鹿島の杜CCだ。 「もともと6月に予定していた休業日をゲーム開催日に合わせて5日にあてました」 しかし、他の2日間は交通渋滞の影響を受けることがほぼ確実。そこで予約客にはその旨、事前に伝え、了承を取ってきた。 「ワールドカップをご存じない方もいて、こちらが説明すると改めて考えたり、最終的に敬遠された方も少なくありません」そのため、2日の予約はかなりの空きが発生。結局、インターネットの予約サイトに割引料金で提出することになった。 しかし、アクセス、なかでもゴルフ場に向かう朝の渋滞予想は、とにかく誰も経験したことのないイベントだけに観戦者がいつ会場に向かうかなど動きを読みようがないのが実情。 「大会前からお客さんとはよく話題に出ましたが、結論は『分からない』。早めに来てくださいということに落ち着きました」(茨城・セントラルGC) 東名高速の掛川、袋井の両インターから会場までの渋滞も予想される静岡スタジアム・エコパでは11日(火=20時30分~)、14日(金=15時30分~)、21日(金=15時30分~)と開催されるが、その周辺でも、「ホテルの予約が取れなかったこともあって、渋滞についても一部には悲観的な予想があります。そのため予約を控えるメンバーさんもいました。実際はそれほどでもないのかもしれませんが、はっきりとしたことは誰もいえませんからね。うちも、うかつな予測はしないようにしています」(支配人) 結論はやってみなければ分からないということ。ただし、ゲーム開催日にアクセス・ルートが会場と重なるゴルフ場へ出かける場合は余裕を持って!