週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
「今のところ、主治医は1日100球しか打たせてくれないんだ。それだと練習の流れがつかめないから、フラストレーションが溜まるね。でも、グッドニュースは、この1年で初めてひざに痛みを感じなくなったこと」とウッズは、自らの公式ウェブサイトで語っている。 試合復帰に関しては、西海岸の試合に出たいとしており、ビュイック説が有力なのだが、「僕にはまだまだ先が長いキャリアが控えている。今、そんなに急ぐ必要はない」と昨年の12月12日に手術をした左ひざを完治させてから、試合復帰を果たす模様だ。 この間、テレビのゴルフ中継もちゃんと見ているようで、開幕2連勝をしたE・エルスについては、「彼があんなに調子がいいのを見たことがない。完璧に試合をコントロールしている。彼とドバイクラシック(3月6~9日)で彼とプレーするのが楽しみだ」とライバルの活躍に、早くもうずうずし始めてきているのも確か。 そのドバイデザートクラシックについては「ミサイルが飛び交っているところには行きたくないよ」とエルスが語るように、ウッズも、出場したいという意思はあるようだが、まだ模様眺めといった状況。いずれにしても、3月中には間違いなく、ツアー復帰しているはずだ。 それにしても昨年12月8日にエキシビションマッチのターゲット・ワールドチャレンジに出場して以来、すでに1カ月半。ドクターストップで、ゴルフや他のスポーツ(好きなスキューバダイビングなど)もできない状態が続いている(ただ、1月3日にパッティングの練習を始めたことやホームコースのフロリダのアイスワースで7ホールのプレーをしたことは伝えられているが)。結果的に、プロ転向以来の最長の休暇(?)を取っているというわけだ。 気になるのはタイガーがこの間何をしていたのかだが、12月には、ガールフレンドと一緒に、彼女の故郷のスウェーデンに行ったり、好きなロックグループ「U2」の「グレーテスト・ヒッツ」を聞いたり、クリスマスプレゼントにもらった「ジェームズ・ボンド・コレクション」を観たりしているとか。 それと、このところの関心事はアメフトのスーパーボウルで、「僕は80年代からレイダーズのファン。レイダーズのJ・ライスは、サンフランシスコ49ersにいた当時、スタンフォードの練習場でボールを打っていたよ」などと、以前からアメフトのファンであることも語っている。そのほか、テレビでよく見るのは、スポーツチャンネルのESPNとアニメ。どうもこのところはカウチポテト気味のようだが、久しぶりのバケーション(?)を、それはそれでエンジョイしているようだ。 ちなみに、この間ウッズは、公式の場には、全く姿を見せていない。つまり、本人の口からは、直接に何をしているかを聞くことはできないのだが、ここで世界スポーツマスコミから脚光を浴びたのが、ウッズの公式ウェブサイト(www.Tigerwoods.com)。情報は英語版の方が新しいのだが、日本語バージョンもあり、結構楽しめる。 さすがに今は時間があるようで、ウッズ本人もこの自分のサイトを結構見ているらしく、全員ではないが、ファンの質問にウッズが答えるコーナーで、日本のファンからの質問にもウッズ本人が答えている。まずファンクラブに名前を登録しなくてはならないが、少なくとも2月中旬までは、試合にも出られないから、タイガーファンは今がチャンス!?