週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
10月の日光といえば紅葉で、一年で最も賑わう観光シーズン。「奥日光の紅葉は9月末から始まりますが、一番の見頃は10月中旬です」(日光観光協会) 加えて大会前半の16、17の両日は、日光東照宮の例祭である秋季大祭とぶつかる。しかも、今年は奉られている徳川家康公による江戸開府400周年の記念の年で、「百者揃千人武者行列」(16日開催)を始め、どれほどの旅行客があるのか、関係者にも予想がつかないという。 また、それに合わせ、市内の名所を照らす「ライトアップ日光 2003」というイベントが16~20日に開催されるため、日光市内はこの期間は終日の大混雑、大渋滞が予想されている。 「宿泊される関係者には、5月に市内の宿泊施設のリストを送り、旅館だけでなくペンションも当たり、早めに予約してもらうようお知らせしました」(大会運営関係者) ただし、日光CCは市内からは離れており、宇都宮方面から日光宇都宮道路を使って向かう場合は、ひとつ手前の今市ICで降りるため、渋滞が日光市内でとどまる限り影響はない。 主催の日本ゴルフ協会も、帰路は別にして、往路での影響はないと踏んでいるが、地元・日光CCの関係者は最悪の事態を考え、今から気を揉んでいる。 「奥日光の竜頭の滝周辺の紅葉が一番の人気ですが、そこが見頃になってニュースで取り上げられると、天気がよければ途端に渋滞の長さがが延びるんです」(増淵支配人) 増淵支配人の経験によれば、最盛期には日光ICから日光市内は午前8時から終日。その影響で午前10時頃に今市ICまで車がつながることがあるという。 今回、そうなった場合には、遅めに来場するギャラリーへの影響は必至。コースに辿り着いたときには、お目当ての選手のプレーがずっと進んでいたという事態になりかねない。 「お客様には早めのご来場と、当日の交通情報をチェックし、場合によっては手前の大沢ICで降り、抜け道の利用をお勧めします」(増淵支配人) しかし、実際にどれくらいの影響があるのかは、400周年の行事と天気が相手。実は、誰にも分からないというのが、本当のところのようだ。