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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/20号
2004年更新
不動&藍ちゃん効果で注目度上昇中!
国内女子ツアー日程、今季は1試合増
 昨年暮れ、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)から発表された今季の女子ツアー日程。マネーランク対象試合では、昨年より試合数にして「1」、賞金総額にして9600万円余の増加だが、協会関係者からは今季にこの数字以上の確かな手応えを感じているようだ。

 ツアー日程発表の席上、樋口久子LPGA会長は「ひさびさにいい年だったと思う」と、03年シーズンを総括した。というのも昨年はツアー制度を一新。プロテストとは別にクォリファイングトーナメント(QT)制を採用、LPGA非会員にもツアー出場への道を開いた。それにより、今季シード権を確保したS・ヘッドやN・キャンベルら外国人選手の挑戦も促進された。同じく、非会員の宮里藍が、QTからではないが、出場資格を確保できたのもこれらの一連の制度改革の一端で、まさに効果てき面だった。そして、その宮里の登場と不動裕理の大活躍で、昨年の女子ツアーは注目度がアップ。観客数が増加し、TV視聴率でもしばしば男子を上回った。

 こうした上潮ムードに加え、昨年スポンサーの事情により直前に中止となった(本人が名誉会長を務める)「樋口久子クラシック」が、今年は大塚家具という新スポンサーを得て復活。その結果、バブル崩壊後最低だった昨年の実績をクリアできたことにも、協会関係者は上昇機運の確かな手応えを感じているようだ。

 ところで、その新スポンサー・大塚家具だが、ゴルフイベントへの参加はこれが初めて。「(昨年)10月、樋口さんと初めてラウンドしたときに、この話を頂きました。とても光栄な話で嬉しかったですね。その場で是非ご協力したいと思いました。私はとことん付き合う性格なので、この先30年はやりたいですね(笑)」と同社の大塚勝久社長は大ノリ気。この調子なら、樋口会長ももう少し前に相談すれば、昨年の開催中止も避けられただろうに……

 その他の変更では、東洋水産レディスが今年はシャトレーゼクィーンズカップとして実施される。菓子メーカーのシャトレーゼが自社所有のシャトレーゼCC札幌で大会を行う。

「大会運営については、まだ発表できることはありません」(総務部広報担当)とのことだが、同コースは同社が買収後に掘り当てた温泉を活用し、温泉リゾートとしても地元に親しまれている。また、クラブハウスで販売するケーキも評判という、独特の華やかさのある運営のゴルフ場。今年の大会でもそうしたカラーが反映されそうだ。

 なお例年、ツアー終了後に開催されている日韓女子プロゴルフ対抗戦だが、今年は日本国内での開催。日程等詳細は未定だが、協会では例年より暖かい時期に、賞金総額5000万円で開催したいという。

 さて、昨年は男子ツアーを食う勢いを見せた女子ツアー。今年も、不動と宮里の活躍如何では、その勢いが持続しそうだ。そうなれば、新たなスポンサーが現われることも……。今から、来季の日程が楽しみ?

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