週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
この高値がついたのは、ネットオークションサイトの「ヤフーオークション」でのこと。先月30日~今月6日の間、出品されたが、2日にはあっさりと10万円を突破。そして、最終日には15万円、16万円と吊りあがり、ついに16万8000円でハンマープライスとなった。 これには本人も「えっ、そんなに高いんですか? あり得ないですよね」とビックリ。 ところで、この出品にはちょっとした背景があった。出品したのは、日本ホッケー協会公認の「ホッケー・プロジェクト~ロード・トゥ・アテネ」という任意団体。資金不足に悩む、アテネ五輪の日本代表女子ホッケーチームを支援すべく結成された団体だ。その活動の一環で、ヤフージャパンに協力を要請。その結果、同オークションサイトで特別に設置されている「チャリティオークション」のコーナーへの出品が認められた。そして、5月末から、プロ・アマスポーツ選手からサイン入りグッズを提供してもらい、これまで30点近く出品している。 藍ちゃんのサイン入りボールは、ヤフー・スポーツのページで、現在「藍ちゃん's アイ」というコーナーを連載している関係から、本人にチャリティの主旨を説明し、特別にサインしてもらったもの。 「落札価格には正直、予想以上で驚いています。藍ちゃんの人気に加え、チャリティの主旨に賛同されての金額だと思います」と連載の担当者は語る。 また、「ホッケープロジェクト」の担当者は、「ヤフージャパンのトップページで告知して頂いたことで、多くの方に知ってもらえ、この結果につながったと思います」と述べる。 実は、同トップページでは、ヤフージャパン自身が運営するサイトの告知が大きく掲載されるのだが、そこに藍ちゃんの笑顔がサインボールとともに大きく紹介されていた。 「ヤフーのトップページで紹介されたチャリティオークション品は特別です。普通の5~6倍の値段はすぐにつきます」と実情を教えてくれたのは、スポーツグッズ鑑定で有名な前野重雄氏(「流体力学」店主)。同氏も以前、同様の趣旨で、タレントの小池栄子が使用した眼帯(!)を提供。同トップページで紹介されるや、なんと24万円という破格の応札があり驚愕したという。 「藍ちゃんのサインボールですか? ボクも欲しいなぁ。今ならサインしている証拠写真付きで2万円もしないでしょう。よくサインされる選手ですし、これからも活躍される方ですから、それ以上の値は付かないと思いますよ」 2万円でも十分に破格である。そこでアイドル評論家の北川昌弘氏に、藍ちゃんのアイドルとしての注目度を尋ねた。 「現実的な値段をはるかに上回る値がついたこと、それに世間の人気注目度からして、もうアイドル以上の社会的な存在なのでは……」 ちなみに、同氏が独自に調査しているアイドル・ランキングでは、現在282位にランクされており上昇傾向にある。「国民的アイドル」という表現に現実味が出てきた?