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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/26号
2006/12/12更新
M・ウィ、07年は
プロと大学生の二重生活に

 11月末に行われたカシオワールドオープンでも予選落ち。このところ絶不調のミッシェル・ウィ。男子ツアーへの挑戦はしばらく見合わせたほうが良い、なんていう声もちらほら聞かれるが、どうやら07年も、米LPGAのメンバーにならないままに、06年と同じようなスケジュールで、プレーを続ける模様だ。


07年は1月のソニーオープンにまずは期待したい

 現在17歳のウィ。LPGAの規則では、メンバーになるのに、18歳まで待たなくてはならないが、昨年モーガン・プレッセルが、コミッショナーに嘆願書を提出して、特例で17歳でプロテストを受けて、今年のシーズン初めからプレーをしたという経緯がある。

 LPGAでは、ウィに対しても、特例を認める用意があるようだが、「嘆願書が出ていない以上、メンバーとして認められない」(LPGA)と、いまのところ静観中だ。

 ウィは、今年LPGAの試合、8試合に出場して、約72万ドルを稼いでいることから、プロテストを受けずとも、嘆願書さえ出せば、メンバーになれるのだが、ウィ自身は、メンバーになる気はないらしい。

 ウィの父親であるB・J・ウィ氏によれば、「スタンフォード大学に入学面接の願書を出した」ということで、ウィ自身も「大学は卒業したい」と語っている。

 タイガー・ウッズの母校であるスタンフォードの他、UCLAにもコネがあるという話だが、ウィは、プロ宣言をしている以上、大学に入学しても、アマチュアのゴルフ部でプレーをすることは出来ない。

 要するに運動選手として推薦を受けることは難しく、今は勉強をしっかりして、高校の授業もさぼらずに、良い成績を収めておかないことには、名門大学には、簡単には入学できないというわけだ。

 加えて、LPGAのメンバーになってしまうと、年間2試合しか、海外(LPGAの試合以外)でプレーできなくなる。

 つまり、男子の試合や、一説には150万ドルとも言われるアピアランスマネーを手にした試合もあったというが、そうしたおいしい試合に出場することが出来なくなってしまう。

 LPGAのメンバーになって、ワン・オブ・ゼムになってしまうよりも、実質的にはしっかり稼いで、しかも勉強する時間も作ることが出来る、今のままの方が良いということなのだろう。

 この冬休みは、来春のソニーオープン出場に向けて、D・レッドベターについて、みっちりと練習してゆく予定という。

 ちなみに、ウィの過去3試合(男子の試合)の1ラウンド平均ストローク数は79。07年のソニーオープンでは、心機一転、60台のスコアで、予選カットを果たしてもらいたいものだ。

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