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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/9・16号
2007/12/26更新
熱血プロのハシリ、
バレステロス米シニアツアー復帰の理由

 07年は、セベ・バレステロスが米シニア・チャンピオンズツアーに挑戦する。07年マスターズの直後に50歳となるバレステロス。往年? の名手も、ここしばらく名前を聞かなかっただけに、低迷気味のシニアツアーが、これで活気ずくのではないかと、注目されている。


セベ、50歳の復活に期待!

「本当のことを言えば、初めは迷っていたんだ。でも、ロイヤルリバプールGCの全英オープンで戦って、思ったよりいいプレーが出来た自分に対して、ファンたちがとても親切で、しかも熱心に応援してくれた。それで再び、競技ゴルフをすることに熱くなり始めたんだ」(バレステロス)

 バレステロスは、マスターズの前に、PGAツアーで数試合調整をしてから、チャンピオンズツアーに挑戦する意向を語っているが、バレステロスが、最後にプロの試合で優勝したのは、10年以上も前の95年のプジョーオープンでのこと。

 その後、ライダーカップのキャプテンなどを除けば、プレーヤーとしては、ほとんどその名を耳にすることがなかった。が、実はヨーロッパツアーには出場していたのだ。

 もっとも、試合数は少なく、しかも05年の10月まで、約2年間に渡り、腰とひざの故障のために、試合から遠ざかっていたが、何よりも、情熱の男から、プレーヤーとしての熱い思いが消えてしまっていたのが、彼の名前をとんと聞かなくなっていた原因だろう。

 バレステロスのゴルフに対する情熱は、むしろ、試合を開催する方に向けられ、兄弟とともに「アーメンコーナー」という会社を起こして、マドリッドオープンなど、ヨーロッパツアーの試合の運営を行う一方、欧州対イギリスのセベ・バレステロストロフィーという試合を行ったりしていたのだ。

 1986年から89年にかけて60週に渡り、世界のナンバー1に輝き、メジャー5勝を含めて欧州ツアー通算50勝のバレステロス。そんな男が50歳の声を聞いていても立ってもいられなくなったのだろう。

 競技ゴルフへの情熱さえ戻れば、シニアで再び大暴れなどということも十分に考えられそうだ。

 同じ時期、グレッグ・ノーマンが、シニアツアー、競技ゴルフから身を引くことを発言した。「ゴルフだけでなく、人生の勝者になりたい。これからはビジネスに専念する」とか。来る者があれば、去る者もあるということか。

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