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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 3/13号
2007/3/1更新
収益はウハウハ! アコーディア、PGGIH、
巨大外資2社の収益決算

 アコーディアがこの2月13日に上場後初の業績発表を、そしてその2日後の2月15日にはPGGIHが2006年12月期決算の発表を行った。12月決算のPGGIHにとっては今回の発表は1年分の集大成。一方のアコーディアは3月決算なので、今回は第三四半期までの9カ月間の進捗状況の発表になる。常に比較の対象となる両社の≪成績≫比較してみた。

 上場会社は中間期と年度末以外に3カ月ごとの業績発表も義務づけられている。決算書類をとりまとめる時間が必要になるので、早い会社だと決算期末から1カ月、遅い会社でも2カ月以内に発表している。

 12月決算の会社の本決算発表と、3月決算の会社の第三四半期の発表は、大体2月中に実施される。

 まずは本決算の発表だったPGGIH。売上は前期から9パーセント増えて667億円、営業利益は26パーセント増えて124億円、経常利益は2.3倍増の92億円、当期純利益は2.2倍増の86億円という結果になった。

 一方アコーディアは、第三四半期までの9カ月間の売上は540億円、営業利益は112億円、経常利益は103億円、当期純利益は101億円。

 アコーディアが発表している2007年3月期末の業績予想は、売上677億円、経常利益は98億円、当期純利益は104億円なので、計画対比で言えば、既に売上で8割、経常利益では105パーセント、当期純利益では97パーセントを達成している計算になる。

 一般に上場会社は一部の例外を除き、原則業績予想の公表を義務づけられているが、下方修正を出すのはカッコ悪いという意識が強い。

 業績予想は売上で1割、経常利益、当期純利益で3割以上変動したら修正発表しなければならないが、振れ幅がこの範囲に収まっていると、修正発表をしないケースが多い。

 アコーディアも業績予想以上の着地が予想されることから、この成績に株式市場は敏感に反応し、株価は発表当日終値の14万5000円から、翌2月14日には一挙16万4000円にハネ上がった。

 一株あたりの当期純利益で比較しても、PGGIHが7395円なのに対し、アコーディアは9カ月間で既にPGGIHを上まわる1万68円。通期ではもっと増える可能性が高い。

 PGGIHは2007年12月期については、売上では対前期比17パーセント増の782億円、経常利益では5.5パーセント増の98億円、当期純利益では2割増の104億円という計画を立てている。

アコーディアが2007年3月期の本決算を発表するのは今年5月。その際に公表されるであろう2008年3月期の業績予想では、どんな数字が出てくるのか。

 両社とも高収益をあげている格好だが、要はこの利益がゴルファーにどう還元されていくのか、ということ。この辺にも注目したい。

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