超暖冬の今冬、例年積雪でクローズとなる東北・北陸はもちろん、全国的にゴルフ場の入場者数は昨年より大幅増となった。ところで、こうした暖冬にもかかわらず、北関東のゴルフ場では多くが例年どおり冬季割引を実施。その中には、シーズン中には料金も高く、予約も取りづらい人気コースも含まれている。ならば、早めの春となった今、3月がプレーのチャンスだ。
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人気のジュンクラシックCCも3月は土日1万1930円
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北関東の栃木県を代表する人気コースといえば、まずは以前、男子ツアーの開催コースだったジュンクラシックCCとロペ倶楽部の姉妹コースだろう。
かつては、土日は3万円超のセレブなコースのジュンも、この冬は土日のセルフプレーで、1~2月は9830円。3月も1万1930円に割引。昔を知るゴルファーには、放っておけない安さだ。
暖冬のこの冬は、土日は3月までずっと満員の盛況。残念ながら今からの予約は、1万6440円に値上がりする4月以降となる。
一方のロペ倶楽部も、4月からは土日のセルフ料金が1万8640円となるが、3月中は1万4340円でラウンドできるためこちらも満員だ。
しかし、なかには今からでも3月の土日がサービス料金で予約可能な人気コースがある。ホウライCCと西那須野CCの姉妹コースだ。
前者はキャディ付きで、3月の土曜は1万5000円、日曜は1万4000円。4月からはそれぞれ2万円、1万7000円に。後者は土曜1万2500円、日曜1万1500円が、4月からは同じく1万6500円と1万4500円になる。
両コースの予約センターによれば、「3月後半は既にいっぱいですが、前半はまだ余裕があります」とのこと。
ところで、両コースは例年1、2月は休業となる。今年も暖冬による周囲のゴルフ場の賑わいをよそに、営業再開は3月1日から。さぞかし「開けておけば…」と歯噛みしているのではと聞くと、
「確かに営業していればお客さんもいらしたでしょうが……。でも、このあたりの冬はいつ雪が積もってもおかしくない場所。開けたはいいが、雪で急きょクローズとなっては、せっかく遠くからいらしたお客さんに失礼ですし、いつもいいコンディションを心掛けているコースのイメージが下がりますから」と、営業担当者は割り切っているようだった。
井上誠一設計で人気の烏山城CCは、4月8日まで土日はセルフで8000円。同14日からは5000円アップの1万3000円になる。
「暖冬といっても、場所柄寒いというイメージは強いですし……。それと、例年は多い福島県からのお客さんが、今年はあちらのゴルフ場も開いていたため、ずっと少なかった。ですから、この冬も入場者数はそこそこの増加でした。3月の土日もまだ大丈夫ですよ」(菊池政男支配人)とのこと。シーズンになれば土日の予約は難しいコースなので、ここも今がチャンスだろう。
同CCが期待したほど入場者数が増えなかった理由にはもう一点、「冬は、芝の上でプレーできれば十分というゴルファーが多いのかもしれませんね。そうしたゴルファーにとっては、料金が安いことが何よりなんでしょう」(菊池支配人)といった要因をあげる。
実は、栃木県内のゴルフ場には土日5000円、平日2000円台でラウンドできる破格の料金設定コースもある。そのため、人気コースといっても少しくらいの割引ではゴルファーも簡単になびかない。
ジャンボ尾崎の設計で人気の鷹彦スリーCCも、「うちは暖冬の恩恵はほとんどありませんでした」ということで、今からでも3月の土日の予約はOK。料金はセルフ・昼食付きで9000円。ちなみに、4月からは1万1000円になる。
ゴルファーとしては、3月中のおいしい格安プレーで、暖冬の恩恵を受けてみる手はあるだろう。
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