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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/3号
2007/6/21更新
米女子ツアー韓国勢大活躍の陰で
バッシングの嵐のミッシェル・ウィ

 パク・セリのゴルフ殿堂入り、18歳の新人ナオ・ミンの活躍(3位)など全米女子プロ選手権は韓国選手が目立った大会だったが、米マスコミの話題の中心はやはり17歳の天才少女、ミッシェル・ウィだった。


四面楚歌のM・ウィ
名誉挽回には勝つしかない?

 ウィは6月上旬のギントリビュート初日、残り2ホールを残して左手首の負傷を理由に棄権した。

 16ホール目で14オーバー(86)となり、もしこの日のスコアが88以上となれば、LPGA会員でない場合には今シーズンのツアーに参加できないルールがあった。それでウィが故意の棄権をしたという疑惑が囁かれていた。

 ウィ側は「88ルール」を知らなかったと弁解しているが、ウィ側の≪反則行為≫を目撃していた米マスコミがいた。

 米誌「ゴルフウィーク」によると、
「ウィが12番で10の大叩きをした後、LPGAの副会長が大会運営責任者と一緒にカートに乗って16番に現れ、ウィのマネジャーとなにやら会話を交わしていたのが目撃されている。その直後、17番へ移動する際にウィが棄権を宣言。マネジャーは携帯で誰かと話をしている光景も目撃されており、マネジャーと両親がウィに棄権するよう指示したことは明白だ」

 この大会でホスト役を務めたアニカ・ソレンスタムも顔をつぶされた形となり、「ウィは何をしてはいけないかを行動で示した」と不快感を隠さなかった。

 LPGA会長も全米女子プロの初日、「左手首の負傷を理由にトーナメントを欠場した選手が翌週の大会に出場するというのは理解できない」とあからさまにウィの態度を批判している。

 しかもウィがティオフする30分前に緊急記者会見を開いたことをみても、ウィに対する激しい不快感が露骨に表れていた。米マスコミも「ウィのおかげでLPGAが危機に陥っている」と書いている。

 韓国の新進プロのベ・キョンウンの父も不快感を隠さない。

「ウィはまだ17歳の子供。両親やマネジメント会社が悪い。金のことしか考えない周りの大人がウィをダメにしています。コマーシャルのギャラを法外に要求したり、調子が悪いからといって途中で棄権したり。しかも自分は韓国人だといったり、あるいはアメリカ人といったり、そのときの都合で国籍を変えています。どこで生まれようが両親が韓国人なら韓国人。私は韓国人の一人としてウィのことが恥ずかしいですよ」

 一緒にラウンドしたクリスティ・カーも首を傾げて次のように言う。

「ウィは自分一人では何もできない。それにラウンドするのに5人も6人も両親やマネジャー、セラピストなどがぞろぞろとくっついて回るのもどうかと思います」

 ウィを「大韓民国特産品」などと持てはやした韓国マスコミも最近ではお手上げの状態だ。

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