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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 8/21・28号
2007/8/9更新
さくらパパ参議院当選。ゴルフ界で
やりたいことを緊急インタビュー

 7月29日に投開票が行われた第21回参院議員選挙。多くの注目候補がいたが、“さくらパパ”こと横峯良郎氏もその一人。結果は、開票開始4~5分後には“当確”が打たれる楽勝だった。さくらプロが待つセントアンドリュースへの出発を翌日に控えた先週火曜日、良郎議員に抱負を聞いた。


ゴルフのためにがんばるぞ~と、さくらパパ、良郎氏


――まずはおめでとうございます。当選直後のインタビューでは、“政治とカネ”の問題を一番に挙げていましたが……。

「それを解決しないことには教育も福祉も、何もできないからね。でも、俺が一番やりたいのはゴルフに関することだよ」

――具体的には?

「ゴルフ場利用税の撤廃。これまでJGAが中心になって、撤廃の署名運動をずっとやってきた。毎年、何10万人も署名が集まっているはずだ。でも、一部の減税・免税があっただけ。ほとんど前進していない。あの署名がどうなったのか。それから撤廃運動に対して、誰がどんな理由で反対しているのか。まずは、利用税関係を徹底的に調べたい

――貴重な税源となっている自治体の反対が強いようですね。

「それでも、もともとがおかしな税金なんだから。ゴルフはスポーツじゃないのか? ぜいたく品と同じ扱いなのか? ということだよね。しかも、みんなが払った利用税がゴルフや教育に使われるのならまだいい。何に使われているのか、誰も調べて教えてくれない。それとゴルフ場の固定資産税。これも下げなきゃならん。とにかく、日本のゴルフ料金がなぜこんなに高いのか。全部、切り込んでいく。子どもたちに安くプレーさせてあげたいし、キャディさんの給料ももっと上がるようにしてあげたいんだ」

――ゴルフのことになると熱くなりますね。

「だって、俺、ゴルフ大好きだし、ゴルフって本当に素晴らしいスポーツだと思っているから。これをなるべく多くの子どもたちにやらせたい。ジュニアゴルフはまだまだ金持ちの子どもが中心。うちのアカデミーは貧乏人ばかりだけど、そこから強いジュニアが次々と出ている。お金がなくてもゴルフができるよう、うちのアカデミーは、いずれ全国展開する。それから今度、俺が運営するゴルフ場もできる。そこは平日料金3500円。今月中に発表できると思うけどね」

――さくらプロにしたように、“生きるためのスキルを身に付けさす教育を”といった、発言もあったと思いますが。

「そうね。小学校のときから将来やりたいことを見つけて、身につけさすよう、授業のシステムを変えなきゃ。それを“心の教育”なんて、ワケのわからんことを言っているから…」

――最後に、女子ツアーに比べて元気のない男子ツアーに、何かアドバイスを。

「ツアー機構には前から言ってきたんだけど、毎試合、ジュニアを10選手くらい出せばいいんだ。女子は、藍ちゃんやさくらが出る前からそうやっていた。それで今の人気になった。才能のあるジュニアはいっぱいいるから。それを、ジュニアを出した分、プロが出られなくなるからって、そうしない。今後は、ゴルフ関係の各団体に積極的に会って話を聞いていく。それで国会議員としてできることはあれば、やっていきたい」

――任期は6年ありますから慌てず、でも確実にお願いします。

「うん。貧乏人でも誰でも、手軽にゴルフができるよう、まず調べて、それからやれることは徹底してやるからね」

”国会議員”良郎氏に注目したい。

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