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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/9号
2007/9/27更新
BSオープン出場!憶測飛び交う
石川遼くんのスケジュール最新情報

 国内男子ツアーの救世主として注目が集まる石川遼が、年内のトーナメント出場に意欲を見せ、秋の陣がにわかに活気付こうとしている。中には「後半戦フル参戦」と報じるスポーツ紙もあるが、さて、どのトーナメントで遼くんのハニカミスマイルが見られるのだろうか……。


フジサンケイ15位タイの成績が自信となった

 フジサンケイクラシックで15位タイという好成績を挙げて、マンシングウェアKSBカップでの優勝がフロックではなかったことを証明した石川遼だが、これで石川遼本人も「プロの試合でやって行ける」との手応えを得たことが秋の陣への出場表明を後押ししたようだ。

 すでに出場権を得ている日本オープン(10月11~14日・相模原GC)と、かねてから表明していた住友VISA太平洋マスターズ(11月8~11日・太平洋C御殿場C)への参戦に加え、コカ・コーラ東海クラシック(9月27~30日・三好CC西C)への出場、さらにブリヂストンオープン(10月18~21日・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C)に出ることも本決まりとなった。

 上記4試合に加え、ダンロップフェニックス(11月15~18日・フェニックスCC)とゴルフ日本シリーズJTカップ(11月29~12月2日・東京よみうりCC)への参戦を希望している。

 しかし、この2試合の出場資格は「ツアープロに限る」という規定があり、その見直し、あるいは特別処置が取られる否かがカギとなる。

(※日本シリーズは25日に主催者がアマチュア選手の出場を認めると発表)

「遼は、出られる試合であれば出るというスタンスで、特にどの試合に出たいとは言わないのですが、ダンロップフェニックスについては、大好きなイアン・ポールターが出るらしいという話を聞いて、初めて自分から『出たい』と言い出したんです」(父・石川勝美氏)

 ツアー優勝者には2年間の出場権が与えられるが、それもツアープロであることが前提となるため石川遼がアマチュアである限りは行使できない。

 ツアーに出場するためには、アマチュアに留まるのかプロ転向するのか判断を迫られる。

 しかし、9月17日に16歳の誕生日を迎えたばかりの石川遼が、その判断を下すのはいささか酷であるのは事実だ。

「もしツアーに本格参戦ということになれば、運転免許も取れない年齢なんですから、父親である私が遼の面倒を見ることになります。しかし私は仕事があり、家族がいます。遼と試合を転戦することになれば、家族がその犠牲になる。そういう事情にも配慮して、2年間の出場権を当面の間、凍結していただけると有難いんですが……」と石川勝美氏は言う。

 石川遼が鮮やかな逆転プレーオフ優勝を飾ったポロゴルフジャパンジュニアクラシック(9月15~16日・鹿沼72CC)で、あるテレビ局が出場トーナメントでの特別取材を申し込む場面があった。

 それに対して石川勝美氏は、「プロトーナメントはあくまでもプロが主役で、アマチュアはその場をお借りしているだけです。遼が前面に出るような番組になったらプロの方々に失礼だと思います」とやんわりと固辞。

 が、視聴者としては、やはり遼くんを見たいと思うのは人情でもある。

 このギャップ、何とか埋められないものだろうか。

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