まずこの人、福田康夫首相だが、日高CC(埼玉)と下秋間CC(群馬)の2コースを保有している。
日高は、接待で使えるような瀟洒なコースでもあり、霞ヶ関CCのそばに位置し、立地条件もいい。
会員権と名変料を合わせると1000万円はかかり、埼玉でもちょっといい名門コース、さすが首相といったところか!?
閣僚の中でも、8コースと一番多く持っているのが金融行革相の渡辺喜美氏だ。
そのほとんどが地元栃木県だ。特にホウライCCと西那須野CCは、今春本誌が行った人気コースの調査でも、上位50コースの2位と5位を占め、両コースとも雄大、戦略性も豊かで、一度は回ってみたいといわれている。
今春、自民党ゴルフ議連のコンペで優勝した鴨下一郎環境相のゴルフの腕前は相当なもの。
年4、5回は70台を出し、フェアウェイキープ率も9割という。
「元々心療内科の専門医だけに、自らをマインドコントロールし、できるだけ平常心でやっています。さりげなくすることが大事」という鴨下氏だが、現在会員権は持っていない。
他の閣僚では、鳩山邦夫法相が名門茨城CC。高村正彦外相は太平洋クラブ。ゴルフが趣味という舛添要一厚労相やゴルフ議連に名を連ねる甘利明経産相らは、会員権はない。
また自民執行部では二階俊博総務会長のラビーム白浜GC(和歌山)のみ。
一方、民主党の常任幹事会のメンバーたちは多彩だ。
特に同党代表を務める小沢一郎氏は、ゴルファー憧れのコース浜野GC(千葉)やリゾートコースとして人気の東急系など合わせて6コースを保持している。
最高顧問に名を連ねる羽田孜氏、藤井裕久氏らは地元で楽しむコースを中心にバラエティな陣容だ。
ただ、政局が紛糾しているだけに、彼らがコースに出かけることは少なく、コースで出会うことは期待薄だろう。
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