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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/1号
2008/12/20更新
空き週は8月1週のみ。3増1減
隆盛の2008年女子ツアー日程発表

 先週、国内女子ツアーの2008年スケジュールが発表された。賞金ランキング加算競技は2007年より3増1減、計2試合増加の全38試合。同賞金総額は2007年を2億4000万円上回る31億2200万円余りとなって、過去最高額を更新した。依然拡大が続くなか、来季は新たな成長のための試みも見られる。


☆は新規大会 ★は公式戦 ※はツアー名改称
(表をクリックすれば、画像が拡大されます。)

 11日に行われた日程発表の席上、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の樋口久子会長は「LPGAは来季もツアーの活性化と(03年のQT制度開始以来の)実力主義を基本に、本年に引き続き“女性らしく華やかで、力強く、そして感動を与えるトーナメント”をスローガンにしたツアーづくりをしていく所存です」と挨拶。順風満帆のツアー運営に胸を張った。

 その2日後には都内のホテルで樋口会長の「秋の叙勲(紫綬褒章)」を祝うパーティが開かれるなど、彼女の人生で何度目かの“我が世の春”を謳っているかのようだ。

 ところで2008年シーズンの日程だが、3月7日の開幕戦から11月最終週までほぼびっしり。

 空き週は、日本選手が多数出場するメジャーの全英女子オープン開催週(8月第1週)のみとなった。

 その中で注目されるのは、3~4月に新規開催が3週間並んだこと。

 うち2試合は、業績好調なゴルフ用品メーカー、ヤマハと横浜ゴム(プロギア)の主催競技。気になるのは、その間に挟まれたLPGA初の海外試合「LPGA豪州選手権」だ。

 主催は開催ゴルフ場の現地親会社だが、賞金総額はツアーでも安いほうの7000万円。

 そのうえ連戦の中の移動時間を考えると、同じく男子ツアー初の海外試合「北京オープン」と同様、出場選手の顔ぶれが心配になる。


女子ツアーも盛況! 感無量と、紫綬褒章も受けた樋口会長

「運営に当っては、より充実した大会になるよう、今後も主催者側と交渉を続けて行くつもりです」(LPGA事務局)とのこと。

 今後も、例えば出場選手の“アゴ足”をサポートする協賛企業の登場等を働きかけるようだ。

 もうひとつの注目は、既存のワールドレディス選手権(従来よりLPGAの共催競技)が公式競技に格上げること。

 スポンサー招待を廃止し、ロレックスランキング上位30位以内などの厳しい出場資格を設け、将来的に世界のメジャー競技になることを目指して充実を図っていくと、樋口会長はじめLPGA関係者は意欲を見せていた。

 ツアーの開催枠がほぼふさがったLPGA。次なる目標は国際化ということなのだろう。

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