昨年21歳で史上最年少の賞金女王に輝いた上田桃子。2007年は上田で明け、上田で暮れた年だった。そんな上田を支え続けてきたのが父、功一さん(52歳)であり、母、八重子さん(58歳)。2008年は戦いの場を米国に移す上田にとって、2人の存在はさらに重要なものとなっていくだろう。両親に直撃インタビューした。
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桃子の活躍は、家族のサポートがあってこそ
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――昨年は、まさに桃子さんが大ブレークした1年でしたが、ご両親としてどのようなサポートをしてきましたか?
父 私は仕事があるので、たまにしか応援に行けませんでしたが、家内はすべてのトーナメントに随行して、桃子を支えてきました。体の悪い姉もおり、2人して外へ出ることは姉が1人になることでもあり、そういう意味では、姉も含めて家族全員で桃子を応援したということなんです。
もちろん、家内には技術的なことはアドバイスできませんから、その点はトレーナーさんやキャディさんにお任せしていますが、精神的な面では、ずいぶんと桃子の役に立ったのではないかと思います。
――お母さんは、具体的に、どのようなサポートをなさったのですか?
母 そんな特別なことはしていないですよ。例えば、知らないトーナメント会場に行くと、食事をどこで取ろうとか、そんなことで神経を使ったりするでしょう? そんな時、私がお店を探しておいたりとか、せいぜいその程度です。
ただ、やはり、女同士ですから、トレーナーさんやキャディさんには言えないことを桃子が私に話したりすることもあったりして、今振り返ってみると、それが試合に集中できる、いい環境づくりに繋がり、5勝という結果になったのかも知れませんね。
――いよいよ今年、桃子さんは米ツアーに挑戦されますが、ご両親としては、今、どのようなお気持ちですか?
父 慣れない環境で戦うわけですから、とにかく、まずはいいスタートを切らせてあげたい。もちろん、家族としてのサポートは、今年同様続けていきます。
母 海外なので、どうなるかまだ未定ですが、去年と同じように試合には極力行くようにしたいですね。去年以上に厳しい戦いになると思いますが、せっかくのチャンスですから。
――第1戦はハワイでの試合になりますが?
父 初戦は、2人で応援に行きたいと考えています。あと、メジャーの大きな大会にも、是非とも駆けつけたいと思っています。
両親の心強いバックアップを得て、米国での上田の活躍が大いに期待できそうだ。
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