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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/22号
2008/1/10更新
米国でも若返り! 米LPGAツアー
上位の選手の平均年齢は?

 女子ゴルフのほうでは、日本だけでなく世界的な世代交代が始まっているようだ。先の12月末に、欧州女子ツアーのドバイでA・ソレンスタム(37歳)が優勝したが、これは彼女にとっては、07年シーズンの初勝利。故障があって参戦数が少なかったとはいえ、10年以上も米ツアーに君臨したソレンスタムが、米LPGAの公式戦では1勝もできずに賞金ランクでは25位で終了。それに対して若手が台頭してきたのだ。


26歳のオチョアもいまはもうベテラン!?

 ソレンスタムとともに、ツアーを席巻していたK・ウェブ(33歳)、J・インクスター(47歳)、なども、昨シーズンは1勝もできずに賞金ランキングをそれぞれ22位、18位としている。

 パク・セリ(30歳)も昨シーズンは1勝したもののランキングは16位で、トップ10から外れてしまっている。

 代わりに、S・ペターセン(26歳、賞金ランキング2位)、P・クリーマー(21歳、3位)、リー・スンワ(21歳、5位)、A・パーク(19歳、8位)、M・プレッセル(19歳、9位)、リー・ジヨン(22歳、10位)らが、賞金ランキングで、トップ10入りを果たしている。

 実際、賞金ランキングがトップ10のプレーヤーの平均年齢は、06年末の段階で30.8歳だったが、それが07年末の時点では、24.1歳と6歳以上も若返っているのだ。

 これで、もしミッシェル・ウィあたりが、手首の怪我をせずに、好成績を収めていたとすれば、さらに平均年齢を下げることになったのだから、世代交代は完全に進んでいるといえるだろう。

 ソレンスタムに代わって、一昨年から女王の座についているL・オチョアでさえ26歳となり、トップ10の平均年齢より上。

 オチョアの地元メキシコのゴルフライターに言わせると、「ウィやプレッセル、あるいはクリーマーといった若手ばかりが注目されるので、それに発奮してオチョアが頑張った」ということらしいのだが、10代や20代前半のプレーヤーたちの活躍に対してオチョア自身は「私だってまだ若いし、まだまだ、ゴルフはうまくなる」と語らざるを得ないほど、選手たちが若返っているということ。

 若返った分だけ、ツアーに活気が生まれているようだ。

 しかし考えてみれば、パク・セリのメジャー初勝利は21歳の年(98年)だし、ソレンスタムもウェブも25歳の年(95年と99年)にメジャーで初勝利を飾っている。

 ソレンスタムを中心に、才能あふれるこの3人が過去10年前後も、米女子ツアーを引っ張ってきて、彼女らとともに、トッププレーヤーの平均年齢が上がってきたのだが、彼女たちが、ほぼ同時にプレーヤーとしての峠を越えつつあるのだから、平均年齢が一気に若返るというのも当然のことかもしれない。

 今年も、さらに米女子ツアーでの世代交代は進みそうだが、その米ツアーには、今年、宮里藍に加えて、上田桃子も参戦する。

 年齢的には、米ツアーの勝者のトレンドに完全に乗っているこの2人。

 久しぶりに日本人プレーヤーの米本土優勝が、今年は見られるのかも?

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