増加しつつある女性ゴルファーを狙えとばかりに、ゴルフブランドだけでなくアパレルブランドからの参入も増え、華やかさを増したゴルフウェア。いま女性ゴルファーに人気のブランドはどれ?
ブリヂストンスポーツが男女ゴルファー1230人を対象に行った『07年版現代ゴルファーのライフスタイル調査』によると、女性ゴルファーの「ゴルフ関連支出」は、年間52.1万円で男性よりも2.3万円高く、支出の内訳を見るととくに「ファッション」にお金をかけていることがわかった。
女性の関心が「道具」よりも「ファッション」に向けられるのは、異性よりも同性の目を意識するため。
「女性の場合は女性同士でラウンドする機会が多く、同じメンバーで毎回同じウェアは着て行きにくいようです」と分析するのは、ヴィクトリアゴルフ新宿店の田畑俊和氏。
また、松坂屋名古屋店バイヤーの渡辺智邦氏は、
「アパレルと同じ感覚でゴルフウェアを選ぶ人が増えました。その上でタウンではできない派手めのファッションを楽しむ人も多い」と読む。
そんな“高感度”な女性ゴルファーから注目されているゴルフウェアをピックアップしてみた。
百貨店、量販店ともに定番として人気を集めているのが、『アディダス』『ナイキ』『プーマ』などのスポーツアパレルブランドだ。
中でもカジュアルウェアでも大流行の『プーマ』は「昨年の一番人気、前年よりも2倍以上売れました」(松坂屋・渡辺氏)という。
このほか『ナイキ』は、「『プーマ』や『カッパ』など少しとがったデザインに抵抗を感じる人やサイズが合わない人の受け皿になって意外に伸びた」(渡辺氏)
また、『キャロウェイ』や『ビバハート』などはアパレルブランドらしい洗練されたデザインで支持されている。
上田桃子の活躍で再び火がついたのは『パーリーゲイツ』。この冬の人気アイテムは上田も愛用しているニットだ。
特に、TVで優勝シーンが出た後の問い合わせがものすごいという。
このほか、石川遼くんやタレントの押切もえが着用した『ゾーイ』は、トレンドリーダーの力だけでなく、単品ではなくトータルコーディネートを提案するブランドとして売上げを伸ばした。
ギアで人気のゼクシオなどにはアパレルはなく、こちらばかりは、さすがに志向が違うようだ。
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