2月にハワイ、シンガポールと米ツアーで3戦した上田桃子がいよいよ本番、アメリカ本土でのツアー参戦する。これからは米ツアープロにとってホームグラウンドでの戦いとなる。しかし、少なくともこれまでの3試合、そして沖縄での1戦を見る限り、上田のアメリカでの活躍は十分期待できそうだ。
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アニカも桃子のゴルフに太鼓判をおす
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上田は、来週のセーフウェイインターナショナル、そしてメジャーのナビスコ選手権に参戦する予定だが、「今年の目標は、アメリカを含めて、メジャーに勝つこと」という強気の発言をしているだけに、ナビスコにかける期待も大きい。
先のダイキンオーキッドでは、世界を飛び回っての4週連続の参戦だっただけに疲労もピーク。にもかかわらず、5位タイの成績で、「(優勝という)結果にこだわっていたので残念」というコメントを出している。
言葉だけ聞いていると、大言壮語のようにも思えるが、この負けず嫌いの性格が、米ツアーには合っているようなのだ。
米ツアーの初戦SBSオープンの最終日、一緒にラウンドしたアニカ・ソレンスタムは、「彼女は本当に良いショットを打っていたし、よく飛ばしていた。新人が初めての試合で、最終組でラウンドするというのは簡単なことではない。でも、彼女が神経質になっているところはまったく見せなかったし、逆にバーディを取った時など、目が輝いていた。そんな彼女はすがすがしく、見ているのが楽しかったくらい」と語っていた。
結果はともかく、勝ちにいき、バーディ狙いで攻めていくことが、上田にとって変に硬くならず、プレッシャーを跳ね返すバネになっているのだ。
米女子ツアーでは、攻めのゴルフを続けていくことが、トッププレーヤーへの近道といえる。昨年の賞金ランキングの1位から3位までのプレーヤー、L・オチョア、S・ペターセン、P・クリーマーの3名は、1ラウンドの平均バーディ奪取数でも、その順番どおりツアーのトップ3なのだ。
1ラウンド平均、オチョアが4.3回、ペターセンが3.94、クリーマーが3.62という数字を残している。もちろん、攻める分だけボギーも出るが、守りのゴルフでは勝てないということなのだ。
その点、上田は今年、米ツアーで10ラウンドして35のバーディを奪取している。つまり1ラウンド3.5回のバーディ(今季のランキングでは8位タイ)で、すでにトップクラスの水準。
確かに、ティショットの飛距離では、3試合平均263.9ヤード(ランキング17位)と、270ヤード強の飛距離を誇るオチョアやペターセンには劣るが、240ヤード台のクリーマーをはるかに凌駕している。
問題があるとするならば、平均パット数の29.33(ランキング37位タイ)だが、これは、徐々にアメリカのグリーンに慣れていけば、良くなる可能性は高い。まだ、トンネルを完全には抜け出していない宮里藍とともに、上田に対して日本からエールを送りたい。
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