多くの若手美人プロが台頭、ファッション面でも年々、華やかさを増してきた女子プロ界。その一方で、あまりに露出度の高いファッションについては、女子プロ協会が自粛を求めるコメントを発表したこともあったが、女子プロのファッションはやはり“魅せる”もの。今年はミニスカなど、よりビビッドなものが主流になりそうだ。
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女はファッションンが勝負、
ミニスカ+ハイソックスの古閑
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そうした中、福嶋晃子が『ロマロ』とのグッズ、ウェア契約を結び、今月3日、会見を行った。ロマロは30代の大人の女性をターゲットに、最近人気を集めているブランド。妹の浩子が昨年同社と契約していたこともあり、姉の福嶋も気にいって今回の契約に至ったのだという。
「私も30代半ばとなり、若い選手のヘソ出しとは違った、大人のファッションを発信できればと思っています。(ロマロは)カラー、デザイン、素材のどれをとっても心地よく着られるウェアですね」
と福嶋は言うが、かつてパンツスタイルが定番だった女子プロのファッションも、ここ数年はミニスカートやキュロットなど露出度の高いウェアが主流になってきたというのが実情だ。
プーマジャパン・後藤隆幸氏は、「もちろん、ウェアの機能性は無視できませんが、女子プロはそれ以上に見た目が重視されます。若い人に啓発されて、ベテランの中にもミニスカートやキュロットを着用する人が増えてきたような気がします」
そのプーマのウェアを着用しているのが古閑美保。若手が好むミニスカート+ハイソックスを真っ先に取り入れたと言われるのが古閑だった。「ご本人の好みで始めたのがあのスタイル。私どもがアドバイスしたわけではありません」(後藤氏)。開幕戦のダイキンオーキッドでも、佐伯三貴がこのスタイルで参戦、若手には特に人気があるようだ。
古閑と並びファッションセンスが良いと言われる有村智恵は「着る人を元気にする」というコンセプトの『ビバハート』がお気に入り。
「ビビットな明るい色遣いがポイントです。イメージカラーはピンクで有村さんも去年はピンク系を好んで着てくださいましたが、今年はグリーン系にもチャレンジしてみたいとおっしゃっていました。今年も主流はミニスカートですね」(ビバハートの発売元グリップインターナショナル・竹内裕美子さん)
さらに、日本の女性ゴルファーがあまり着ないワンピーススタイルを提唱しているのがフランスのブランド、『ヌニ』。より女性的な装いが大きな特徴だが、「日本では日焼けを避けたいという女性が多く、ノースリーブはあまり着ていただけません。契約している辻村(明須香)プロもノースリーブはダメで、また袖のあるタイプは動きにくいということでワンピーススタイルはまだ着用していません」(ヌニ発売元のデサント・武市一さん)
辻村だけでなく、今年は他のプロにもワンピーススタイルが波及するかもしれない。そうなれば、パンツルックとは一味違った女子プロたちのファッションが、男性ファンの目を大いに楽しませてくれそうだ。
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