プロギアカップで、優勝カップを50センチを入れれば優勝と、ほぼカップを手にしかかった横峯さくら。プレーオフでシン・ジエに敗れたものの、開幕戦のダイキンオーキッドから3戦終えて2位、5位、2位と絶好調。そのさくらの強さを支える秘密は足許にあった。
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好調の秘密は高機能ハイソックス!?
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今季の女子ツアーは古閑美保や佐伯三貴ら、ミニスカートにハイソックスというファッションが流行の兆しを見せている。さくらもプロギアカップで、桜の開花を思わせる、華やかな組み合わせでギャラリーの視線を釘付けにしていた。
しかし、さくらのソックスをよ~く見ると、色もデザインもビミョー?だ。おばちゃんが履くような無地の綿タイプなのだ。
ファッションにうるさいはずのさくらなのに、なぜこれを、と言われても仕方がないようなソックスを履いたのか?
そのソックスは「アシビタンD」という、2003年発売以来、実に10万足も売れた大ヒット商品だった。スポーツ選手の使用も多いというが、決してスポーツ用ではない。ただ、着圧(足の締め付け)を段階的に変えてあるので、マッサージ機能があり、むくみの解消、体の代謝をよくするといわれている。
プロギアカップの大会コース、土佐カントリークラブは全体的にアップダウンがきつかった。2打目が壁に見えるような上りホールも度々。疲労との戦いでもあったのだ。
最終日、プレーオフで戦った2人は体力に勝る19歳と22歳だったのもうなずける。
このソックスを1足しか持っていなかったさくらは、2日目に、姉(次女)に頼んでまで2足目を欲しがったほど。
初日疲れることなく、順調にスタートを切って、最終日後半に崩れたものの、さくらのオーバースウィングを支える土台となる下半身を支えたのは、地味なハイソックスだったというわけだ。
このソックスは、古くはジャンボや最近では研ナオコのCMでおなじみのプチシルマのレダから発売され、俗に“レダソックス”と呼ばれている。綿糸にアミノ酸、ガンマートコフェノール、ラズベリー成分などをナノテクで蒸着して編み上げたものだという。
ただし、値段は安くない。ホームページ(一般市販はない)で3足セットで1万7850円か、7足セットで4万950円でしか買えない。1足5000円以上の代物だ。
それでもラウンド後に5000円以上のフットマッサージにお金をかけるなら、6000円でも「18ホール疲れない」(横峯さくら)のであるならば、毎回履けるこのハイソックスのほうが割安かもしれない。
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