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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 7/8号
2008/6/26更新
ハマれば激安も。
人気のネット販売で失敗しないためのノウハウ

 『ゼクシオ』や『ツアーステージV-iQ』など人気ゴルフクラブの値引きは、店頭だとせいぜい10から15パーセント。ところが、インターネット通販では30パーセント以上の値引きも珍しくない。生鮮食料からブランド品までいまや買えない物がないほど普及したネット通販。利用者数も右肩上がりで、2008年の市場規模は2兆円を超えるとまでいわれている。ハマれば激安、クラブのネット販売の現況を調べた。

 ネット通販のメリットは、利便性と価格だが、少しでも安く手に入れたい消費者心理をついて伸びているのが、アマゾンや価格ドットコムなど価格を比較できる仮想ショッピングモールだ。

 たとえば「価格ドットコム」で『ザ・ゼクシオ』ドライバーを検索すると最安値は5万2060円(税込み)、同じく『08年V-iQ』ドライバーが4万8800円とどちらも定価の約62パーセントで購入できる。(6月18日現在)

 いくら安いとはいえ、数万円以上もする商品だけに果たして大丈夫なのかと不安もよぎる。実店舗を構えているお店はそれだけで信頼できるが、ネット通販のほとんどは無店舗で、在庫すらほとんど持たない業者も多い。もちろん店舗や在庫を省くことで価格を抑えているのだから、そこのところを理解した上で利用することがトラブルを回避するコツともいえる。

 一番心配なのが、代金を振り込んでも商品が送られてこないケース。有名仮想モールに出店しているから無条件で信用できるものでもない。補償制度を設けている仮想モールもあるが、これは裏を返せば詐欺に遭う可能性がゼロではないということ。

 ゴルフダイジェストオンラインや大手量販店が運営するサイトを利用するのは安心だが、それよりも安く手に入れたい場合に最も確実な方法は、銀行振込やカード決済を避け、商品到着時に代金を支払う代引きを利用することだ。代引き手数料も保険と思えば安いものだ。

 ネット通販で意外と多いのが、納期のトラブル。在庫を持たないため発送までそれなりの日数がかかるし、問屋やメーカーなど仕入れ先にも在庫がなければさらに日数を要することになる。

 注文する前に在庫の有無や納期の確認をしておくことだ。そのときの対応の良し悪しで業者をある程度見極めることもできる。電話がつながらなかったり、対応を面倒がるような業者は相手にしないこと。

 モールによっては直接取引をさせないようにするためか、電話番号が探しづらい場合もあるが「そういうときは他のモールから番号を探す」(ネット通販をよく利用するカメラマンS氏)という裏技もある。

 また、モール内にある評価欄では、とくに悪い評価を念入りにチェックしておこう。

 最近は業者のスタンスも変化してきている。価格ドットコム内で利用者の評価が高い安売り王ウルフは、「レスポンスが勝負なので売れ筋の商品は在庫を持つようにした」(井上尚社長)ことで評価ポイントのアップにつなげた。

 また、ゴルフダイジェストオンラインも人気モデルの在庫を持つことで欠品を減らしている。

 店頭と違って試打ができないというのもネット通販の弱み。買わない店での試打はおすすめしないが、「メーカーの試打室でフィッティングしてもらう」(前出S氏)ことや試打会で解決できる。また、遠方で足を運べない人もメーカーのレンタルクラブを利用するという手がある。

 価格につられて安物買いの銭失いにならないよう、ネット通販を賢く利用したいものだ。

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