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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/9号
2008/8/28更新
進退きわまったM・ウィ、
来季のツアー出場権かけてQT受験か

 来年の出場資格を争うQスクール。米女子ツアーの1次予選は、9月16日から始まる(申し込み締め切りは9月9日)が、そのQスクールに進退きわまったミッシェル・ウィが出場するのかどうかが、ゴルフ界の耳目を集めている。


このままでは二進も三進もいかなくなりそう……

 ウィ自身の計画では、今年はスポンサー招待で来年のシードに十分な賞金を稼いで、LPGAのメンバーになるつもりだったのだろう。しかし、優勝か2位以上の成績を挙げないと来年のシードは難しいといわれた先のカナディアン女子オープンでは、健闘したものの12位という成績だった。

 この試合、ウィにとっては、年間6試合までノン・メンバーが受けられるというスポンサー招待の最後の試合で、今季はもう米LPGAの試合には出場できない。そのために、Qスクールに出場せずに、来年の出場権を得るラスト・チャンスだったのだ。

 LPGAのシードは、賞金ランキングで90位、今年は11万ドル強の獲得賞金のプレーヤーまで与えられると予想されているが、ウィはカナディアンで3万6475ドルを稼いだものの今年の合計は約6万ドル強。ランキングにすれば115位に当たり、シードを確保したいのなら、Qスクールに出場しなければならなくなっているのだ。

 しかし、本人は当初、「Qスクールの日程は、大学でもはずせない期間」と語り、出場の意思がないことを示唆していた。

 もっとも、これは結果が出る前の話だが、カナディアン女子オープンでも、「先のことは何も決めていない。これは私の人生。これまでも間違った判断をしたかもしれないし、正しかったかもしれない。しかし、すべては私が私のために判断し、結論を出したもの」と語り、あくまでマイペースで行くとしている。

 コーチのD・レッドベターは、Qスクールを受けることを勧めているし、父親も必要であれば受けさせると以前にも語っていた。

 来年もスポンサー招待で、6試合の出場は可能だが、ジュニアではなくなり、19歳となるウィにとっては、これまでのようにはスポンサー招待を簡単には取れないだろうし、男子のほうも批判の声が大きいぶん、招待しづらくなっている。いわば、ウィは崖っぷちに立たされているのだ。

 ただ、「今年はずいぶんと自信を取り戻した。今はどんどん良くなっており、来年のためにオフに何をすべきかわかっている」とはいうものの、Qスクールを受けて落ちるようなことは、スポンサーの手前もあり、絶対にできない。

 実績のあるプレーヤーに対しては1次予選を免除し、12月の最終試験だけとなるが、このところLPGAと仲が悪いウィには、この免除が与えられるかどうかもわからない。出るにしても出ないにしても、またひともめありそうだ。

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