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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 11/25号
2008/11/14更新
こりないJ・デーリー、またまた
暴れて逮捕。いよいよ命運尽きるか

 お騒がせ男こと、ジョン・デーリーが、また騒動を起こした。今度も酒にからんでのことで、先の10月末にノースカロライナ州の警察に捕まり、24時間留置所に入れられていたことが明らかになったのだ。こりないデーリーの、ことの顛末は――。


またまた酒でトラブルに。来季はどうなる?

 事件が起きたのは、先の26日日曜日の深夜、すでに27日になっていたということだが、「完全な泥酔状態で、しかも非協力的」なデーリーが、Tシャツとホットパンツの若いウエートレスが売り物のフーターズレストランの前で“保護”された。

 ノースカロライナ州の法律では、路上で泥酔状態の人間を保護した場合、酔いがさめるまで一晩留置所に留め置くことができるということで、警察に連れてゆかれ、さらに反抗的な態度を示したことから、拘留時間が長引いたもの。

 デーリーによれば、疲れている時に酒を飲むと、目を開けたまま寝てしまうことがあるとかで、そんな状態になったデーリーを見て、周りがパニックとなり、救急車を呼んでしまったとか。ところが、当のデーリーは、病院に行くのを拒否。それでもめて警察が来て、ブタ箱行きとなってしまったわけだ。

 ただ、11月に入ってダメージを修復させるつもりか「今は何をやってもうまくゆかない。離婚訴訟で地獄を見たし、息子にも会うことができない。今回の出来事は私に責任があるが、これも運がないことに尽きるし、そんな大騒ぎするような問題でもなかったんだ」と語ったことから、さらに注目を集めることになってしまった。

 というのも、デーリーは過去に何度も飲酒が原因の警察沙汰を起こしており、一度はアルコール中毒治療の入院をして、完全な断酒を条件にスポンサーや米ツアーから、許してもらったという過去の経緯があるからだ。

 それを、ビール程度なら酔わないし、酔わなければ問題も起こさない、と自分で言い訳を作って再び飲み始めていたのだ。

 今年3月には、コーチのブッチ・ハーモンが、「彼の人生にとって最も重要なのは、飲むことだ」と語り、デーリーを見捨てたということもあった。

 それでも、過去2年シードを失っていることから、デーリーの飲酒が大きな問題にもならなかったが、事件を起こしてしまい、さらに「大騒ぎするような問題ではない」などと語ったとなると、誰も同情しなくなる。

 まして、今のデーリーが試合に出場するためには、スポンサー招待が不可欠。名前は知られているといっても、悪名しか聞こえてこないデーリー。そんなデーリーを招待しようというスポンサーは、これで激減する可能性も十分にある

 来季はヨーロッパツアーにも参戦の意欲を見せていたデーリーだが、これでどうなることやら。デーリーもいよいよ命運つきるか?

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