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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/6・13号
2009/12/26更新
会員権下落の今は買いのチャンスか、
識者・業者に聞いた売買のタイミング

 会員権相場が過去最低に接近するなかで迎えた08年年末。憧れの人気コースも3年前なら考えられなかった水準まで下がってきた。果たして今は買い時なのか。識者、会員権業者計10人に聞いた。

 例年、12月は会員権の売りが最も増える月だ。損益通算で税金の還付を受けるには、12月末までに売って売却損を出さなければならないため、損益通算狙いの売りが増える。

 最近ではゴルファーもよくわかっていて、年末を狙って買う人も増えているらしい。大勢を占めたのは「モノによるが、お目当ての銘柄で予算が合うところまで下がっているなら買い」という意見。

 人気銘柄は売り希望価格と買い希望価格のギャップも大きいので、売りものは決して多くはなく、あっても値段が折り合わないことが多い。

 そんななか、ゴルフ会員権販売最大手の住地ゴルフは、「3月になればさすがに上がってくると思うが、今年は12月が例年ほど下がっていない。その分、1月2月に影響が出る可能性があるので、慌てず1カ月前後はじっくり選べる余裕があるのでは」(小林隆太郎社長)という。

「どこのゴルフ場にも年会費だけ払っているスリーピング会員が一定割合いる。年明け以降不況が深刻化すると、年会費がムダに思えて売りに出してくるケースが増えるのでは」(日本ゴルフ場経営総合研究所・降旗貞夫専務理事)という声もある。

 耳を傾けておいたほうが良さそうなのは小中陽太郎氏の意見。

「コース設計も気に入って買っても、実際に入会してみたら良い仲間ができなくて楽しくない、ということもありうる。相場が低迷していると、そういうときに売りたくても売れなくなってしまう」という。

「会員になっただけのことはあった、と思える価値あるコースは限られるし、発行されている会員権の総数そのものに限りがある。今後そういった会員権は取り合いになる可能性があり、買うのなら出物があるうち」(コース設計家・大西久光氏)

 とにもかくにもゴルフは良い仲間と良いコースで楽しくプレーするのが一番。会員権を買う買わないや、どこをいつ買うかは、自分のゴルフライフに合わせてじっくり考えたいものだ。


会員権下落の今は買いのチャンスか、識者・業者に聞いた売買のタイミング

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