08年1月1日からのルール改正により高反発クラブがルール不適合となって1年。今、中古クラブ市場で、違反クラブである高反発クラブはどうなっているのだろうか?
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ゼクシオ人気(04年モデル)、いまだ衰えず
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中古クラブショップ・ゴルフパートナーマーケティング部の白石雅男課長は、
「1月以降、高反発クラブの在庫処分が加速し、一時シェアが伸びましたが、7月以降はその動きが収束し、現在は販売数・販売額とも約20パーセントのシェアで安定しています」といい、そのなかで、驚くほど売れているのがゼクシオの04年モデルという。
「ゼクシオは元々人気のあるクラブですが、なかでも04年モデルは性能のいいパフォーマンスの高いクラブだけに、ルールにこだわらない人、競技に出ない人などにはよく売れています」
ゴルフドゥ新橋店でもゼクシオ04年モデルの人気は高い。
「かつて8万円以上もしたクラブが、もちろん程度にもよりますが、2万円以下、場合によっては1万円程度で買えます。その辺が人気の秘密かもしれません」(山本豊店長)
規制に伴って買い取りをしないという中古ショップもあるが、買い取りをしてくれるところではゼクシオのような人気クラブだと1万円以上。しかし、それ以外のクラブでは2、3000円というものがほとんど。
「それでも買い取ってくれるだけいいと、ほとんどの方が喜んでいますね」(白石課長)
さらに、ゴルフパラダイス御徒町の関康生さんは、
「07年に比べてそれほどの落ち込みは見られないですね。価格的に10~20パーセント安くなっていることもあってか、年齢には関係なく若い人から高齢者まで高反発クラブを買っていきます。ゼクシオやマックテックなど人気クラブはよく出ますよ」
新規参入の若い人がルールに関係なく、価格重視で選ぶ人も増えているという。
では、今後、高反発クラブは、どうなっていくのだろう?
「まだ1、2年は高反発クラブの需要があると思いますが、各メーカーの適合クラブの開発が進めば、静かに収束していくのでは?」(山本店長)
「いまでは、高反発クラブは積極的に販売していませんが、ゼクシオが1万円程度で買えるなら、1本ぐらい記念に買っておくかというお客さんも結構いらっしゃいますよ(ゴルフキッズ上池袋店)
かつては手の届かなかった名器がポケットマネーで安く買えるのなら、練習場で一度打ってみたいということか?
いずれにしても、09年も高反発クラブはまだまだ健在のようだ。
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