女子ゴルフ界のトップ、ロレーナ・オチョア(27)が婚約したというニュースが飛び込んできた。相手はひと回り上の39歳で、前妻との間に3人の子どもがいるというバツイチのアンドレス・コネサ氏。傍目にはもったいないという気もしないではないが、一体何が起きていたのか?
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結婚はまだ先とはいえ、幸せいっぱいのオチョア
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賞金女王のオチョアならいくらでも、初婚の素晴らしい人間と恋愛できるように思えるが、それがバツイチの子持ちとは。もっともそのコネサ氏、オチョアのスポンサーでもあるアエロメキシコ航空のトップと聞けば、納得といったところか。
年末に2人でヨーロッパにバケーションに出かけたことから、メキシコのマスコミが騒いで発覚したのだが、どうやら今年の年末には結婚をする模様で、オチョアのマネジャーによれば、すでに式の日取りは決まっているとか。
ただ、もったいないと言ったのは、この婚約・結婚のことではない。オチョアは「しばらくゴルフから離れて、子どもを作るつもり」と語ったと伝えられているからだ。
引退とはいっていないし、いつから休むのかともまったく伝えられていないが、昨春のアニカ・ソレンスタムの引退発言(?)に、「彼女の判断に敬意を表したい」と非常に好意的だったことを考えれば、もしかしたら、それは今回の婚約が念頭にあったからかもしれない。
昨年のアメリカのゴルフ誌のインタビューでは、「人生設計については考えてない」としながらも、自分にとっては家族が第一で、家庭を持てば「きっぱりゴルフから離れることだけは決めている。それが3年後になるか、5年後になるかはわからない」とも語っていたのだ。
ここ3年の賞金女王とはいえ、過去に8度の賞金女王をはじめあらゆるタイトルを総なめにしたソレンスタムとは異なり、オチョアのゴルフはまだまだ先があるはず。引退をしないまでも、ここでゴルフから遠ざかってしまっては、元のように復帰できるかどうかもわからない。もったいないというのは、そういうことなのだ。
世界不況のあおりを受けて、人員カットにまで踏み切っている米LPGAにとっても、ソレンスタムに続いてのビッグネームの喪失は大きな痛手になる可能性がある。
一方、そのソレンスタムのほうは、先の10日にめでたく結婚式を挙げた。相手は、ツアープロのジェリー・マッギーの息子で、アニカ・ブランドの総支配人を務めるマイク・マッギー氏。
意外なのは、「今年は競技ゴルフは一切しない」と語っていたソレンスタムが、ハネムーンにスキーに行く前の2月1~3日にかけて、オチョア、ポーラ・クリーマー、ナタリー・ガルビスともに「アニカ・セレブレーション」というスキンズゲームに出場することが決まっていることだ。
もっともこの試合、ホストのソレンスタムより、オチョアの婚約話が話題の中心になりそうだ。ここでオチョアの本音を聞くことができるかも?
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