世界不況の折、クラブメーカーやショップは売り上げ減で大変そうだが、そんななか、契約プロが優勝したらクラブ代金がタダになるという販促キャンペーンが、アメリカで話題になっている。
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ガルシアがマスターズに勝ったら、ゴルフスミスは嬉し悲し?
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「新しいドライバーが欲しいがお金がかかる。でも、僕がマスターズに勝てば、タダになるんだ」と語るのは、セルヒオ・ガルシア。
なんと、アメリカでゴルフスミス社が、テーラーメイドと組んで、こんなプロモーションをやっているのだ。
具体的にいえば、テーラーメイドの新しいR9、r7リミテッド、09年モデルのバーナー・ドライバーの3種類のドライバーをゴルフスミスの店舗、あるいは同社のネットで購入し、4月11日までに「返金プロモーション」用の書類を送れば、もしガルシアが、今年のマスターズで優勝すれば、購入代金が返金されるというもの。
ゴルフスミスは、コンポーネンツクラブで知られているが、アメリカではショップのチェーンも展開しており、今回のプロモーションは、いわば販促キャンペーンのひとつといえる。
「ベストセラードライバーのテーラーメイドと世界最高のゴルファーの1人であるガルシアが、ゴルフスミスのイベントにコラボすることに興奮している。テーラーメイドのR9は、現在市場で最も人気のあるドライバーで、このプロモーションは、オーガスタに始まるゴルフシーズンに花を添えることになるだろう」(ゴルフスミス社CEOマーチン・ハナカ社長)
あるアメリカのスポーツ賭博のブックメーカーでは、ガルシアがマスターズに勝つ賭け率を25倍としている。
つまりは、ガルシアが勝つ確率は、それほど高くはないのかもしれないが、それでも、ガルシアのファンや、ドライバーを買い替えようと思っていたゴルファーにとっては、いい機会かもしれない。
このキャンペーン、最終日の1日前、4月11日(土)までに返金申込書を受け付けるということだから、マスターズの第1ラウンド、あるいは第2ラウンドのガルシアの成績を見ながら、大急ぎでゴルフスミスに駆け込むなどと言う話も出てくる可能性もありそうだ。
このキャンペーン、どのくらいの効果があるのか。これでクラブが売れに売れて、ガルシアが勝ってしまえば、ゴルフスミスは大損? することになるが、見方を変えれば、さほどガルシアは期待されていないということか?
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