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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/26号
2009/5/15更新
借りてじっくり打つから納得!
メーカーのクラブレンタルシステムが人気に

 今どき試打をしないでクラブを買う人はまずいないはず。こうした“試打需要”を受けて広まってきたのが、試打クラブを宅配便で自宅まで届けてくれるレンタルサービスだ。このメリットは好きなところで納得するまで打てるということ。メーカーの試打システムを追った。


人気のマックテックNV-S、レンタル料は無料

 各社の09年モデルが出揃ったところで、噂を聞くにつけあれもこれも試してみたいと思いを巡らせている人も多いだろう。

 そして、昨今は、何を打つかだけでなく、どこで打つかもクラブを試打する際の大切な要素だ。

 これまでは練習場等で行われる試打会に出かけるか、ショップに用意されている試打クラブを利用するほかなかったが、00年前後から、クラブメーカー各社が独自でレンタルサービスを手がけるようになった。

 00年にこうしたサービスをスタートさせたマグレガーゴルフはその草分け的存在。こうしたサービスを早くから手がけたのは、メーカーサイドの事情とユーザーサイドのニーズが一致したからだという。

「開催場所、スタッフの人数に限りがあるため試打会をやたらと増やすことはできません。お客様からは、自分のクラブとじっくり比べたいとか、練習場だけではわからないといった声があるほか、他人の見ている前で打つのは気が引けるという方もいらっしゃいます」(マグレガーゴルフジャパン・松下健マーケティング課長)

 現在では、ほとんどのメーカーが同様のサービスを提供しているが、レンタル期間や貸し出し本数、料金負担など、メーカーによって若干の違いがある。

 大半のメーカーがレンタル期間を3泊4日としているなかで、ブリヂストンスポーツは11泊12日というロング設定。

「2回の週末を組み込むことで、忙しい方でもコースと練習場の両方で打てるし、うまくいけばコースで2ラウンドしていただけます」(ブリヂストンスポーツ・嶋崎平人広報室長)

 メーカーにもよるが、カスタムシャフト装着クラブを充実させたヤマハほか、多種多様なスペックが用意されているのもレンタルサービスの魅力。

 また、レンタル料そのものを無料とし、ユーザーの負担を往復の送料のみとしているメーカーは約半数だが、なかには、キャンペーン期間中に限って通常発生するレンタル料を無料としたり、キャスコのように送料も無料とするケースもある。

 こうしたサービスが広まった背景にはインターネットの普及がある。ミズノでは、会員制無料サイト「ゴルファーズランド」の会員向けサービスとしてレンタルを始めた。

「より多くの方にミズノの製品に触れていただくこと。また、優良カスタマーに対してダイレクトに働きかけを行うことが狙いです」(ミズノ・西田維作氏)

 打ってから買う! クラブ購入の際は、このシステムを使わない手はない!?




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