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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/8
2009/8/28更新
いまやジュニアの主役は中学生!
若年化進み、中学生大活躍の背景

 22回の歴史を持つフジサンケイジュニア選手権で、今年史上初めて中学生チャンピオンが誕生した。中学生ジュニアの活躍では、日本アマ準優勝の伊藤誠道クン(中2)がその代表だが、彼に続く選手も続々と名乗りを上げている。一方、女子では今年の日本女子アマ出場の全140人中、中学生が過去最多の27人にも上った。中学生ジュニアが活躍する背景とは?


副田佑斗クンは06年ゴルフダイジェストカップでも優勝、将来が楽しみだ!

 今年のフジサンケイジュニアは8月11、12日、埼玉県の飯能グリーンCC(7018ヤード、パー72)で開催され、中学3年の副田裕斗クン(15)が通算9アンダーの135で、2位に3打差をつけて優勝した。06年大会で石川遼(当時、中3)が2位になっているが、中学生が優勝したのは今回が初。

 また、2位には同じく中学3年の阿久津未来也クンが入り、中学生のワン・ツーフィニッシュというこの世代の台頭を象徴する大会となった。

「60台も出してますから、高校生相手でも優勝争いは出来るかなと思っていましたが、優勝はその日の調子とか、運の要素がありますから」(父親・幸裕氏)

 とはいうものの、小社主催のゴルフダイジェストジュニアカップ06年大会でも優勝している副田クン(今週開催の今大会も出場予定)は、実はこの大会に先立って、中部ゴルフ練習場連盟主管で中部地区のトップアマが集う東海マスターズ(7月28、29日)、さらに中学生から出場できる岐阜県学生ゴルフ選手権(7月30日)と二つのアマ大会を連勝していた。まさに“スーパー中学生”といってもいい存在なのだ。

 スーパー中学生といえば、伊藤誠道クンの代名詞だと思っていたのだが、

「日本ジュニア(8月19~21日)で中学生の練習ぶりを目にすると、誠道よりも一生懸命やっている子もいて、正直頭が下がる思いがしました。誠道は日本オープンのローアマを目指して、クラブを変えたばかりで調整中ですから、この日本ジュニアは負けてもおかしくありません。それくらい今の中学生の層は厚いですよ」と大会前に父親の一誠氏が語っていた。

 有力ジュニアを多数育てているあるレッスンプロは「彼らは、小学生時代に石川遼と一緒にプレーして刺激し合った世代なんです。それが、今の遼くんの活躍ぶりを見て、さらに奮起したんじゃないですか。このところいろんな大会で最年少記録という文字が躍りますが、その動きはまだまだ続くと思います」と語る。

 女子でも今年の日本女子アマには、10歳の史上最年少で松原由美さん(小5)が出場し話題になったが、他にもフランスで開催されたジュニアの世界大会「エビアンマスターズジュニアカップ」を制した13歳の高橋恵さん(中1)やNEC軽井沢72でローアマに輝いた川岸史果さん(中3)など大器が多数いる。

 中学生のジュニア界席巻はまだまだ続きそうな勢いだ。

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