静岡県・伊豆市、伊東市の11コース合同コンペが10月1日、木曜日に開催される。募集人数は1000人で、ビジターのプレー代は一律1万円。参加コースにはゴルファー憧れの川奈ホテルも入っているこのイベントの募集事情を追った。
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川奈ホテルG(大島コース)は人気上々、申し込みも多いが……
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今回このイベントを主催するのは、伊豆シャボテン公園グループ。事務局は同グループの伊豆スカイラインCCである。
現在、伊豆市には伊豆スカイラインを含めて9コース、隣の伊東市には4コースのゴルフ場がある。今回のコンペは、伊豆の活性化を目的にしており、伊豆スカイラインの菊地勉社長が発案者。シャボテンは漢字表記だと「仙人掌」なので、仙人と1000人をかけて、1000人規模のコンペにしたというわけだ。
伊豆スカイラインが伊豆市、伊東市の計13コースに呼びかけ、伊豆スカイラインの他、天城高原、伊豆湯ケ島、修善寺、新・天城にっかつ、中伊豆グリーン、ラフォーレ修善寺、伊東CC、川奈ホテル(大島コース)、ゴールド川奈、サザンクロスの合計11コースが参加する。
成績はハーフで競い、上位者は伊豆スカイライン併設の山手スピチュラルホテルでの表彰式、パーティに招待される。
参加費は、メンバーは各コースのメンバーフィー+参加費2000円だが、ビジターは全コース一律1万円。
8月上旬から1コースあたり約100人の参加者の募集を開始しており、8月27日現在で1000人の募集枠に対し、「約300人の応募がきている」(伊豆スカイライン)という。
なかでも、川奈の人気は群を抜いているらしく、大島コースといえども憧れの川奈で1万円でプレーができるとあってか、約100人の定員に対して、「70人以上の応募がきている」(川奈ホテル広報)という。
ただ、参加各コースにとっては、一律1万円という価格設定は微妙な金額であることは否定できない。ビジターの平日料金が1万円前後というコースでも、メンバーフィに2000円の参加費を上乗せすると、通常のメンバー料金を上回ってしまうコースもあるし、そもそも平日の料金が1万円よりもかなり低いコース、逆に平日料金よりもかなり高いコースもある。
プレー代2万1000円の川奈はその最たるものだが、「伊東市や地元の観光協会などが総出で後援するとのことだったので、伊豆活性化のためと思い、参加を決めた」という。
同じエリアで不参加を決めたゴルフ場もある、その2コースのうち、アコーディア系の伊豆国際CCは、平日料金が1万円を大きく下回り、伊豆GCは1万円を大きく上回る。
最終的に参加者が定員に満たなくてもコンペは開催されるというが、あと1カ月、ゴルファーの食いつきやいかに?
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