週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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　今月19日（土）から5日連続の大型連休が始まる。5月のゴールデンウィークに次ぐ大型の連休であること、その間に敬老の日が含まれていることから、レジャー業界などでは「シルバーウィーク」と称し、個人消費の低迷が続くなか、その経済効果を大いに期待しているようだ。この間、各旅行会社のゴルフツアーの状況がどうなっているのか、調べてみた。

「この時期は行楽シーズンの最盛期。ホテルや飛行機がなかなか確保できないことがあり、北海道などへのゴルフのツアーそのものがそれほど多くない。飛行機を使うとツアー価格が高くなってしまうので、どうしても敬遠されがちになります。そのため人気は東京からJRを使う1泊2日2ラウンドで2万円台の近場のツアー。伊豆、箱根、水上などが好調ですね」（阪急交通社ゴルフ営業部）

　ゴルフツアーを専門に扱うジェット＆スポーツでも状況は同じだ。決して北海道が不人気というわけでなく、ゴールデンウィークやお盆の時期に比べて、一般ツアーが増えるため北海道へのゴルフツアーは数自体が少なく、売りたくても売れないのが実情とか。

　ただ、沖縄方面は新型インフルエンザの影響もあってか、極端な減少ではないものの、明らかに予約数が減っているという。

　小社ツアーセンターでも北海道、九州、沖縄方面のツアーを扱っているが、人気になっているのは新潟で2泊3日3ラウンドするツアー。近場で、なおかつ中条GC、紫雲GC、中峰GCという名門コースを回れることもあって、申し込み開始数日で完売、キャンセル待ちが出ているほどだ。

　年末年始、ゴールデンウィーク、お盆と並ぶ大型連休となった今回のシルバーウィークだが、これだけ休みが続くのは今年が初めて。それだけに旅行会社自体も、

「5連休となると、やはり家族旅行をと考えるが、ゴルフに行くなら1泊か2泊の近場でという方が多いのではないか」（日通旅行国内企画販促課）との意見もあり、ゴルファーの動向がつかみづらくなっているようだ。

　ともあれ北海道、沖縄のゴルフツアーは飛行機の座席のキャパシティの関係ですでに締め切っているところが多く、いまからの予約は難しいというのが実情のようだ。

　近場のツアーならJR利用で、白河国際CC1泊2プレー3万5200円～、伊香保GC1泊1プレー2万5700円～（JTBサン＆サン）など出発日前日まで申し込みOKなのでまだ間に合う。

　高速道路の渋滞が予想される車を避け、電車で行くツアーを選ぶのが賢明といえそうだ。