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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/13号
2009/10/2更新
ゴルフ会員権を調べてわかった
民主党新政権閣僚のゴルフ度

9月16日、正式に鳩山内閣が発足した。自民党にはゴルフ好きで複数の会員権を持つ閣僚が多数いたが、新政権の閣僚はどうか。新政権発足から1カ月ほどかかる閣僚資産公開に先駆け、本誌では新閣僚各氏の会員権の保有状況を調べた。


鳩山総理はニドムクラシックC(写真)の会員になっているが、ゴルフはほとんどやっていないという

麻生内閣発足当時の閣僚では、18人中13人が保有、特に麻生太郎首相は麻生飯塚GCなど7口もの会員権を保有。保有者1人当たりの保有口数も2口以上が大半を占めていた。

 これに対し、鳩山内閣では18人の閣僚中、保有者はわずか8人。菅直人国家戦略担当相、長妻昭厚生労働相らは、前回の総選挙直後の資産報告でも、ゴルフ会員権の保有はゼロ。

 新内閣は旧社会党系、民社党系、企業の労組出身者、それに自民党出身者の言わば寄り合い所帯だが、自民党出身だからゴルフ好き、労組出身だからゴルフとは無縁とも限らない。

 鳩山由紀夫首相は自民出身だが、地元のニドムクラシックCの会員権を保有してはいても、「ゴルフはほとんどやらない」(同氏の地元事務所)。

 同じ自民出身の藤井裕久財務相は、姉ヶ崎CCなど4コースを保有。ただし、77歳という高齢ゆえか、多忙ゆえかはわからないが、「ここ数年は来場していない」(同コース)という。

社会党出身の赤松広隆農林水産相は、かつては富士CC可児Cの会員だった。パナソニック労組出身の平野博文官房長官も地元交野CCの会員で、「以前は後援会がコンペをよく開いていた」(同コース)。

弁護士出身の仙谷由人行政刷新担当相も社会党出身だが、千葉桜の里GCはオープン当時からの会員だ。

 さらに、今回調べてみてわかったことは、いわゆる社団法人系の“名門コース”の会員権を持っている人がいなかったこと。庶民を代表する民主党のイメージどおりということか。

 ゴルファーとして、その活動に期待したいのは、民社党出身の川端達夫文部科学相と、自民出身の小沢鋭仁環境相。スポーツ振興の担当省庁である文科省の担当大臣となる川端氏は、以前はGパーク信楽GC(現デイリー信楽CC)の会員だったし、小沢氏は横浜CCの会員で、ハンディは11という腕前。「ここ数カ月はさすがに見えていないが、それ以前は週末によく1人でみえていた」(同CC)という。

 小沢氏とラウンドをした経験を持つ、本誌連載でもおなじみの上杉隆氏は、
「小沢氏は全国会議員のなかでも、最もゴルフを愛している人のうちの1人だと思う。何かと環境破壊の原因であるかのように、ゴルフはこれまでやり玉に挙げられてきたが、地球温暖化防止効果の面でも、防災の面でも、もっと正しく評価されるべき。ようやくゴルフに理解がある人が環境相というポストに就いてくれた。環境とゴルフが共生できるような、発展的な政策を考えて欲しい」と、期待を寄せる。

「今後ゴルフ場の環境への影響に関する情報を積極的に収集していきたい」(小沢事務所)というその言葉に期待しよう。




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