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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/7号
2009/11/5更新
新ゼクシオ、ツアーステージV-iQ
二大注目クラブなどニューモデルの実力

 10月の『ツアーステージV-iQ』に続いて、11月2日には『ゼクシオ』のニューモデルが発表される。注目度いっぱいの両モデルを中心に、人気ドライバーの2010年モデルに関する情報をまとめてみた。気になるモデルの実力やいかに。


シャローフェースになった"新ゼクシオ"(左)と感性工学を応用したV-iQ。早く打ってみたい!

 「『ゼクシオ』のニューモデルがいつ発売されるのかといったお客様からの問い合わせが9月頃から増えています。発表する前の製品にこれほど関心が集まるのはかつてないこと」と驚きを交えて話すのはSRIスポーツ広報部長の山田照郷氏。

 買い控えが続くなか、ゴルフ用品業界にも久し振りに活気が出てきた。しかし、景況はどうであれ、ゴルファーが求めているのは「飛び」。2010年モデルで各メーカーはこの課題をどう乗り越えたのだろうか。

 何らかの調整機能を備えるのではと噂されていた6代目『ゼクシオ』は、結局オーソドックスな形状を継承した。460ccのチタンヘッドは、現行モデルの『ザ・ゼクシオ』よりもフェースがシャローになり、打ち出し角を高くして飛距離を伸ばすコンセプトで作られている。

 すでに試打を済ませたショップ関係者によれば、
「新しい『ゼクシオ』は以前よりもシャフトのしなりが感じられ、高くて強い球が出る」
とのこと。最近、日米のツアープロの間で『SV3000』シリーズや生産地をモデル名にした『Miyazaki』など同社製シャフトの評価が高まっているが、ニュー『ゼクシオ』に装着された『MP600』シャフトも相当の進化を遂げているようだ。

 一方、『ツアーステージV-iQ』もシャフトで飛距離アップを狙っている。現行モデルよりも0.5インチ長い45.75インチの長尺仕様ながら、「振りやすく、ヘッドスピードのアップが可能。また、視覚的に短く見えるデザインで安心感を高めています」(ブリヂストンスポーツ広報室長・嶋崎平人氏)

 感性工学を応用したデザインは、クラウンやフェースにも採用されており、「構えた時のプレッシャーから解放され、本来のスウィングを引き出すことができる」(嶋崎氏)としている。

 ヘッド重量をアップして飛ばそうという新コンセプトのドライバーも登場する。

「振れる範囲でヘッドの質量を大きくすれば飛ばせる」(マグレガーゴルフジャパン広報・松下健氏)というアイデアで、シャフトとグリップの重量を軽くして、その分ヘッドを重くしたのが『マックテックNV-F』。さらに、前モデルと比べてプラス5グラムから10グラムの範囲で重量を調節できるようにしているのが特徴だ。

 同じく、プロギアの『eggインパクト』のヘッドは、平均的なドライバーよりも約16グラム重い206グラム。この重量差がボール初速を約1m/sもアップさせるというのが売り文句だ。

 一方、アスリート向けドライバーは、『レガシーツアー』(キャロウェイ)が440ccで登場するほか、『インプレスX Vシリーズ』(ヤマハ)には460ccの他に430ccクラスのヘッドが用意されているとの情報もあり、ジャストサイズ志向のゴルファーにとっては選択肢が増えそうだ。

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