現在市販されているほとんどのパターのロフト角は3度から4度くらい。だが、マグレガーゴルフの新製品『マックテックIM-Xパター』(2010年2月発売予定)には、標準的な3.5度のほかに、なんと6度のロフトが発売される。
同社がロフト角6度のパターを作ったのは、実は本誌6月16日号に掲載された記事「プロの最新パッティング」がきっかけだった。記事は、片山晋呉が6度のパターを使ってマスターズ4位の好成績を残したことで、ロフトが寝たパターの効果を検証したもの。
さっそくこの新作パターを入手して、ギアにも精通するティーチングプロの永井延宏氏に試打してもらった。
「このパターはキャリーが出るので、打ち出した直後に芝目の影響を受けにくく、狙ったラインに乗せやすい」という。
さらにカラーやグリーンエッジからの使い勝手のよさを指摘するのは、クラブ設計家の山代谷哲男氏だ。
「10度のパターを作って試したことがありますが、逆目のカラーでも、ショートしたり、反対に強く打ち過ぎてオーバーしたりしません」
「アマに多いショートパットのミスは、インパクト時にロフトが立つ動きにある」と永井氏。ロフト6度が定番化していけば、これからはパターもロフトで選ぶ時代になるのかもしれない。
|