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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 12/1号
2009/11/20更新
指で押さえると凹む
新素材ドライバーの威力

 シャフトがフニャフニャのスウィング練習器「スウィング・プロ」で知られるリョーマゴルフから、今月24日、ドライバー「リョーマD-1」が店頭販売される。

 同社は以前から金属の新素材開発を行っており、5年前にもナノテクによる「ナノチタン」を使った、フェース厚0.5ミリのドライバーを発表した過去がある(高反発規制で商品化は断念)。

 今回はナノテク素材ではないが、新開発の高強度チタン合金(材質は非公開)の採用で、ヘッドの90%を薄さ0.35ミリで形成。その薄くした分の重量をヘッド後方に配分(60グラム)することで、これまでにない超低重心・超深重心を実現。その結果、平均で10~15ヤードの飛距離アップにつながったという。

「0.35ミリの厚さは従来のチタンヘッドの約半分。圧延材の段階では指で押すと凹むことも。その新素材と溶接技術が今回の画期的な構造の鍵です」(谷本俊雄社長)

「他の最新クラブより飛ばなければご返品ください」との保証付きで先行販売した500本も、返品はほとんどないという。

 ただし、R&Aの用具審査の結果は今月末になる見通し。今後、市場の反応が注目される。

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