シャフトがフニャフニャのスウィング練習器「スウィング・プロ」で知られるリョーマゴルフから、今月24日、ドライバー「リョーマD-1」が店頭販売される。
同社は以前から金属の新素材開発を行っており、5年前にもナノテクによる「ナノチタン」を使った、フェース厚0.5ミリのドライバーを発表した過去がある(高反発規制で商品化は断念)。
今回はナノテク素材ではないが、新開発の高強度チタン合金(材質は非公開)の採用で、ヘッドの90%を薄さ0.35ミリで形成。その薄くした分の重量をヘッド後方に配分(60グラム)することで、これまでにない超低重心・超深重心を実現。その結果、平均で10~15ヤードの飛距離アップにつながったという。
「0.35ミリの厚さは従来のチタンヘッドの約半分。圧延材の段階では指で押すと凹むことも。その新素材と溶接技術が今回の画期的な構造の鍵です」(谷本俊雄社長)
「他の最新クラブより飛ばなければご返品ください」との保証付きで先行販売した500本も、返品はほとんどないという。
ただし、R&Aの用具審査の結果は今月末になる見通し。今後、市場の反応が注目される。
|