これまでゴルフ場で盗難事件といえば、現金・カードやクラブなど、プレーヤーの持ち物がターゲットとなっていた。しかし最近では、ターゲットがゴルフ場そのものにまでエスカレートしてきているようだ。
今月、埼玉県川越市にあるゴルフ場で事件が起きた。ゴルフ場のカート置き場に止めてあったカートからガソリン約45リットルを抜き取った疑いで、10日に伊藤史博容疑者が窃盗の容疑で現行犯逮捕された。
しかも理由は、キャバクラで働く女性を送迎するアルバイトをしていて、そのガソリン代を浮かせたかったというなんともあきれた話。
被害にあったゴルフ場では、以前から被害にあっており、不審に思ったために従業員が張り込みをしていたところ、カートからポリタンクにガソリンを移す姿を発見。取り押さえて、川越署に引き渡した。
川越署によると、
「今回の事件は被害にあったゴルフ場だけがターゲットで、ほかのゴルフ場からの被害届はない。最近ではクラブや現金を盗まれたという被害届もない」
という。ガソリン盗難は、ゴルフ場からすれば、想定外だったかもしれない。
一方で神奈川・相模原市内の練習場では、バールで練習場の出入り口を破壊し、重さ60キロもある券売機ごと盗んで現金を奪ったという被害も報道された。
どこまで注意すれば安全なのか、境目がなくなってきたようだ。
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