カーボンシャフトは3軸、4軸という織物シートが積層されて作られるのが普通だが、来年1月に発売されるフジクラの「モトーレ・スピーダーVC・1」は“3軸+4軸”の7軸シャフトだ。
すでにフジクラは、この春にシャフト先端を7軸とした「VC・0」を発売していたが、今回の「VC・1」は手元側を7軸にしたシャフト。
「VC・0はフジクラ製のなかではリシャフト市場であまり指名がなかった」(リシャフト専門メーカー)ということもあったようだが、今度はターゲットをアスリートに向けてラインナップを増やした。
手元側を7軸にしたことで、切り返し時のシャフトの動きが安定。このシャフトを2カ月前から使っている藤田幸希プロは、
「スピン量が減り、重いボールが打てるようになりました」と好感触。
4軸が新しいと思っていたら、いまや7軸まで出てきたシャフトのハイテク化は止まらないようだ。
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