12月12日にゼクシオの新モデル、「新・ゼクシオ」(6代目)が発売になった。これと符号するように10月1日から旧モデル「ザ・ゼクシオ」がマークダウン(値下げ)されたが、巷では売れている。
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一番人気の5代目ザ・ゼクシオドライバー。2009年のヒット作も5万4000円にダウン
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メーカーは在庫処分、ユーザーは値下げされて憧れのクラブが買いやすくなった。両者の思惑が重なった結果、マークダウン(値下げ)クラブが売れているのだ。
ニューモデルには手が出ないけれど、旧モデルであっても定価の3割から5割引、もしくはそれ以下の価格で手に入るとなれば狙い目といえる。その代表的クラブがやはりゼクシオだ。
「ゼクシオは初代からマークダウンを行っていますが、旧モデルとニューモデルの両方が売れ行きランキングの上位に顔を出すこともあります」(SRIスポーツ・山田照郷広報部長)
10月1日から値下げされた08年モデルの「ザ・ゼクシオ」ドライバーを1カ月間で50本近く販売した有賀園新横浜店の熊谷高店長は、ゼクシオ人気をこう分析する。
「2年に1回のモデルチェンジに合わせて、従来品がマークダウンされることがユーザーの間で認知されているので、それを待って購入する人が増えています。当店でもとくに女性用を中心に在庫は多めに確保していました」(熊谷氏)
そのほか、狙い目は08年モデルの「ツアーステージV-iQ」や09年モデルでも3万円を切っている「マックテックNV-R」も人気になっている。ただ、09年モデルのマークダウンは行わず、ヤマハのように2代前の08年モデルに限って行うところもある。
「マークダウンのサイクルが短いとユーザーの信頼を損なう」(ヤマハ・ゴルフ事業部)
いずれにしても、2010年の新モデルを予算オーバーで買えない人には、この値下げモデルはお買い得かもしれない。
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