年明け早々にタイで行われるアジア対欧州の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィー」から石川遼の2010年の戦いが始まる。日本ツアーが開幕する4月までの予定はどのようになっているのか。
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タイガー・ウッズとの対面から1年。石川と2人の対決が再び実現するか
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石川遼のスケジュールを管理する父の勝美氏によれば、
「ロイヤルトロフィーのあと現地に5日ほど残って合宿します。気候もいいし、開催コースは、練習環境も抜群ですから」とのこと。その後は、1月下旬から2月中旬にかけて日本に戻って、毎年恒例となっているクロスカントリースキー合宿を行う予定。「できれば1日でも2日でもいいからやりたい」と勝美氏は言う。
ワールドランキング50位以内になったことで石川遼の海外挑戦の機会は09年と比較して増えることになる。2010年シーズンのメジャーとWGCすべてに出場が可能。そのほかの米ツアーにも、石川が希望すれば、どの試合にも推薦出場できる立場にある。
そのため現在のところでは、2月中旬に渡米し、AT&Tぺブルビーチ・ナショナルプロアマ、WGCアックセンチュア・マッチプレー選手権など数試合の参戦する予定となっている。
しかし、出場が微妙なのが3月中旬に行われるWGCの一環の試合であるCA選手権だ。この時期には、在学中の杉並学院高校の卒業式が重なっているからだ。
「試合よりも卒業式に出たいようで、まだ決定はしていませんが、微妙です」(勝美氏)と石川自身卒業式への出席を望んでおり、どちらを選択するかは今後、決断することになりそうだ。
もしも仮に卒業式を選んだ場合は、3月上旬に一時帰国し、再び渡米。トランジションズ選手権、アーノルドパーマー招待の2試合に出場後、シェルヒューストンオープンを飛ばして、マスターズの舞台に挑むことになる。
マスターズ前に最低6試合に出場することになり、大舞台に向けて着々と準備が進められることになりそうだ。
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