> 雑誌・出版情報 > BACK 9 WEB
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/5・12合併号
2010/12/25更新
<どこより早い!? ツアー予想>
好調維持の日本女子。米女子は地殻変動しそう

 今季と同じ34試合をキープできた日本女子ツアー。韓国選手など米ツアー勢が大挙襲来という展開はなくなったが、QT上位は韓国選手に占められており、このなかからツアーで大活躍する選手が現れる可能性は大きい。


外国勢には負けない!女王・横峯

日本女子、韓国勢襲来で“勢力地図”も塗り替わる?

 「世界№1のシン・ジエなどがシーズン中、日米のどちらに比重を置くかで日本ツアーの展開も大きく変わるでしょう」とタケ小山プロ。

 女子も米ツアーとの関係で不確定要素はあるが、日本女子プロ協会理事の小林浩美プロは、
「08年は毎試合優勝者が異なる展開、09年は4選手(賞金女王・横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵、ジョン・ミジョン)で21勝を占めました。2010年はそこから誰かが抜け出す展開を期待しています」
と語る。上位陣の間に「他の人と同じレベルの練習をしてちゃダメ。1歩抜けだそう」という気迫が感じられるからというのだ。

 そうしたなか、今季はルーキーの優勝がなかった。それについて小林プロは、「毎試合、上位陣の誰かが素晴らしいプレーをしたので、新人につけ入る隙がなかった」と分析。

 日本女子アマで優勝し、12月11日に終了した新人戦加賀電子カップで優勝した藤本麻子、QT7位のビジュアル系、竹村真琴はシードを取れるか、2010年のシーズンに注目したい。


期待度大の宮里。2勝目は近い

米女子、宮里藍2勝目の可能性は?

 日本とは対照的に来季は24試合、うち米本土開催は13試合にまで縮小した米女子ツアー。
「米国選手にスーパースターが生まれない限りツアーの安泰はないでしょう。ミシェル・ウィがシーズン終盤にやっとツアー初優勝をあげ、韓国系ですが、並外れてスケールの大きい彼女が救世主になるとの期待はある。でも、それも年3~4勝の実績を作ってからです」(ゴルフジャーナリスト岩田禎夫氏)

 ツアー開設で知られる佐渡充隆氏の見方も同じだが、次代のスター候補としてタイガーの姪で18歳のシャイアン・ウッズの名を挙げる。
「今回の騒動で評価が変わるかもしれませんが、既にツアーでもプレーしていますし、3~4年後にはスター選手になる素質がある」

 そうしたなか、今季初優勝を遂げた宮里藍については識者の誰もが来季の活躍を疑わない。
「メンタル面の充実がめざましい。78年の岡本綾子以来の賞金女王も夢ではない。岡本が果たせなかったメジャー勝利も」(岩田氏)

 小山プロは「下部のフューチャーズツアーで今季賞金女王になった日系米国人のミナ・ハリガエ(張替ミナ、20歳)が楽しみな存在」と、意外な名前を挙げてくれた。ダークホースになるかも。




バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です