今年より新ミゾ規制が始まった米PGAツアー。ロフト角25度以上の番手が規制の対象となるが、規制後初めての大会、SBS選手権でプロのアイアン、ウェッジをチェックした。
まず優勝したG・オグリビーは、今年からはタイトリストに変更。
「アイアンはタイトリストMB、ウェッジはボーケイ・スピンミルドC-C。ウェッジのネックに入ったC-Cというのが適合モデルの印。コンディション・オブ・コンペティションの略で、競技適合を表しています」
と語るのは米ツアーのクラブに詳しい松本秀樹氏。
オグリビーに逆転されたL・グローバーはナイキ契約。そのナイキは、契約選手のアイアン、ウェッジをすべてニューモデルにチェンジした。グローバーのウェッジはVRフォージド。S・シンク、P・ケーシーなどナイキ勢のウェッジはロフトこそ違えど皆VRフォージドウェッジだった。
R・サバティーニなどテーラーメイド勢も、ウェッジはルール適合のTPーXFTウェッジにチェンジ。
「ネックに『+』刻印が入ったものが適合。アイアンも適合モデルは+刻印が入っています」(松本氏)
ミゾ規制の余波でクラブを替えるプロが続出した格好だが、選手が出揃うソニーオープン以降もクラブチェンジの動きは加速しそうだ。
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