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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/2号
2010/1/22更新
都心で人気のシミュレーションゴルフが
ゴルフ場にも出現。なんのために?

 遠くのゴルフ場まで行かずともコースにいる気分でクラブを振れるシミュレーションゴルフ(SG)。この1~2年で都市部を中心に小規模な室内練習場やゴルフバー等で急速に広まった。そのSGが今度は大型の練習施設、さらにはゴルフ場にも導入され始めた。ゴルフ場でSG? どんな狙いがあるのか。

昨年末、クラブハウスにSGを設置、利用人数にかかわらず15分500円の料金で営業を始めたのは茨城県の鹿島の杜CC。ゴルコン、ペット連れラウンドOK、コースレート日本一(76.3、7629ヤード)など、次々と話題をもたらす、積極運営で知られるゴルフ場だ。

 SG導入も、
「ゴルフ場予約をネットでされるゴルファーが増えた今は、常に話題のサービスを実施し、ネットで取り上げられることでゴルファーの目に届く機会が増えるからです」(椎木浩一副支配人)
というのが理由。まずは面白そうだと来てもらう戦略だ。

 今回は、導入したSG(韓国ディオン社製)の代理店が、ソフトに使われるゴルフ場として同コースに使用許可を申し出たところ、「だったら、最初にうちのお客さんに楽しんでもらおう」と決まったもの。

「待ち時間の遊びとして、あるいはスタート前の練習、スウィングチェックとして、ニーズはあると判断。今のところ、稼働のほうはボチボチという感じですが、コンペが増える季節になれば稼働率は上がると思います」(椎木副支配人)。さすがに長時間粘って、1ラウンドプレーをする人はいないそうだ。

 一方、ディオン社側も今後、ゴルフ場や練習場に積極的にアプローチしていく方針という。実際、この2月には都内の大型練習場「ロッテ葛西ゴルフ」の駐車場にSGを積んだトレーラーハウスを設置し営業する予定とか。

 他にも、これまでゴルフバー等、主に都心部の小規模施設で馴染みのSGが、新たなフィールドに広がりつつある。SG新時代の到来なのか?




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