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新クラブで賞金王を狙うとシニアルーキーの芹澤
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アクシネットジャパンが3月中旬、日本市場向きとなる新モデル『タイトリストVG3ドライバー』を発売する。これまでどちらかといえば玄人向けで、世界共通モデルがほとんどだった同社が、日本限定モデルを出すのは十数年ぶりのこと。その狙いは?
「もともと世界中のゴルファーに最高のギアを提供したいというのがタイトリストの考え。そのテーマを追求するなかで、アメリカ人とは体格もパワーも違う日本人ゴルファーに最高のパフォーマンスを発揮してもらうためには、日本向けモデルが必要だと考えました」(アクシネットジャパンインク・池田智満マーケティングマネジャー)
具体的には、日本人ゴルファーの平均的なヘッドスピードである40m/s前後のスウィング特性を徹底分析。つかまりを良くするためにロフト別に重心位置を設定したほか、スウィートエリアもヒール側下部に拡大した。
「ヘッドスピードは平均的でも、技術的にはそれなりに自信のあるゴルファーや、上昇志向のある人に使ってもらいたい」(池田氏)
この新モデルの性能にいち早く目をつけたのが、プロゴルファーのなかでもパワーという点ではアマチュアに近い芹澤信雄。昨年から試打を重ねたそうだが、
「今までのタイトリストよりもシンプルでやさしめ。これなら僕でも飛ばせる」
とすっかり気に入った様子。シニアツアーへの参戦資格も得た今シーズンは、『VG3』で戦うことを宣言した。
これまでのイメージとは異なる“ソフト”なタイトリスト。新しいファンの獲得となるのだろうか。
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