「MOTTAINAI(モッタイナイ)」が世界中で注目されているが、これは資源のムダ使いだけに該当する言葉ではない。使わないモッタイナイも存在する。
|
冬のゴルフ場ならコース内でバギーも乗馬も可能!
|
そのひとつが、降雪のため冬の間クローズとなってしまうゴルフ場。広大な敷地、立派なクラブハウス、優秀なスタッフが冬眠してしまうのは実にモッタイナイ。
ところが、それを解消したコースがある。北海道千歳市にある「ザ・ノースCC」だ。男子トーナメント「セガサミーカップ」や「北海道オープン」が開催される本格派コースとして知られているが、3年前からこの時期(12/10~3/10)は、スノーモービルや雪上乗馬などが楽しめるスノーランドに様変わり。冬季も元気に営業を続けている。
主体はゴルフ場なので、スノーランドの経営はトントンでOK、ということで始めたが、予想以上の反響を得ている。洞爺湖やニセコに向かう観光客が途中で立ち寄るケースが多く、国内はもちろん台湾、香港、韓国といった外国人の利用客が年々増えている。街の活性化にもつながるし、このようなゴルフ場が増えるのは望ましいこと。
しかし、北海道内でもこのような2つの顔を持つレジャー施設はめずらしいという。「ザ・ノースCC」は高低差の少ない地形だったこと、コース以外にも活用できる敷地があったこと、空港からのアクセスがよいことなどいくつかの好条件が重なってようやく実現できたのだ。
|